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米国アリゾナのソノラ砂漠に住む鳥好き花好き動物好きのおじさんがおとどけするアメリカの自然情報です。

驚異的な旅をする蝶 オオカバマダラ ( Monarch )  その3

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    モナコ蝶の幼虫
    瓶に入れて飼育されたオオカバマダラの幼虫。

    孵化後2週間が経つと、幼虫はサナギになれる場所を探しにホストプラントのトウワタ ( Milkweed ) を離れるので、3匹を瓶に入れて飼育し観察することにした。毎朝、新鮮なトウワタの花を入れてやると、一日で食べ尽くすほどすごい食欲であり、まさにサナギになる直前と思われた。
     
    Jの字のモナコ蝶幼虫
    アルファベットの " J " の字型になって動かなくなったオオカバマダラの幼虫。

    幼虫はサナギになる準備が出来ると、瓶の上の紙蓋へ登って行く。やがて尻から絹のような糸を出しボタンを作って体を固定させ逆さまにぶら下がって " J " の字型になり、じっと動かなくなった。まるでサナギになれるのかな?’’’’’’と考えているようである。そして10分ほど経つと、サナギの表面となる薄い皮が徐々に下からできて幼虫を包み込んでいった。
     
    モナコ蝶サナギ 1
    宝石翡翠のような緑色に輝くオオカバマダラのサナギ。

    美しいサナギは上部に金色と黒いリングがあって見事な形をしている。サナギになって10日間ほどこのままの状態が続いて何の変化もなかった。幼虫は体のほとんどが融け、水となってサナギになるらしい。それにしても、水分となって新しい蝶へ変化していく’’’’’’’とは。まだまだ人間には判らない自然の不思議さに驚嘆する。
     
    モナコ蝶サナギ 2
    色が変わり始めたサナギ。

    瓶に入れて飼育していたもう一匹の幼虫は、サナギになるスポットを割り箸に求め、やがて同じようにぶら下がって " J " の字になりそしてサナギとなった。10日を過ぎると、明るい緑色のサナギは徐々に黒い色が混じった濃い色に変化して来た。
     
    モナコ蝶サナギ 3
    オオカバマダラの翅が見え始めたサナギ。

    サナギになって2週間後、下の部分が大きく膨れ始め、中に蝶の翅の一部が透けて見えるようになって来た。サナギ自体は大きな動きはないが、中では着々と蝶の形が出来上がってきているのが判る。
     
    モナコ蝶サナギ 4
    蝶の誕生が直前のサナギ。

    サナギの色が真っ黒に変化して来ると、中から蝶が出て来るのが早い。サナギの皮が破れ蝶が出て来るのは一瞬なので、コーヒーでも飲みながら目を離さずじっくり見てなくてはならない。

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