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米国アリゾナのソノラ砂漠に住む鳥好き花好き動物好きのおじさんがおとどけするアメリカの自然情報です。

ネブラスカ、プラット川のカナダヅル その1

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    上空を飛ぶカナダヅル
    白一色のネブラスカの小さな町 Kearney 、寒々とした夕空をカナダヅルの群が飛ぶ。

    ネブラスカ州の中央を流れるプラット川 ( Platte River ) は、初春の2月末頃から3月にかけて世界のカナダヅルの80%以上が集まるので有名なスポットである。この期間、プラット川沿いの町は「ツル祭り」で大いに賑わい、ヨーロッパや米国各地からたくさんのバーダーが集まる。そして5万羽以上のカナダヅルの大群がエサ取りする姿や、夕方、塒に集まる壮大な光景を楽しむ。
     
    プラット川の流れ
    3月に入っても、まだまだ寒風が吹くプラット川の流れ。

    初春の3月とはいえネブラスカは大変寒く、日中でも零度以下になる日が多い。時には吹雪きに見舞われることもあり、小雪舞い散る寒い中、積もった雪と凍ってつるつるの農道をハンドルをとられながら、エサ取りするカナダヅルを求めて走るのはスリルに満ちた鳥見である。
     
    雪のトウモロコシ畑
    切り株が残る雪に覆われたトウモロコシ畑。

    プラット川の周りの畑地には、カナダヅルが渡りに必要な栄養源であるトウモロコシが豊富にある。カナダヅル保護のための州政府による援助もあって、農家は毎年秋の収穫時に、トウモロコシを全部穫らずツル用に一部を残しておく。カナダヅルを見に世界中からバーダーたちが訪れることは、ネブラスカ州にとって大きな観光産業の一つとなっている。
     
    トウモロコシ畑のツル
    群でエサ取り中のカナダヅル ( Sandhill Crane / Grus canadensis ) 。

    ネブラスカ中央を流れるプラット川流域は渡り鳥たちが春に北へ渡って行く北米中央のルート " North America's Central Flyway "  にある。そのため、冬を南アリゾナやニューメキシコ、テキサス、メキシコの北部で過ごしたカナダヅルが営巣地である北カナダ、アラスカ、シベリアへの春の渡りの途中に寄る貴重な栄養補給中継地でもある。
     
    上を向いて鳴くカナダヅル
    カナダヅルのオスはエサ取り中でも時々上を向いて鳴き、春のコートシップのプラクティスをする。

    雪に覆われた静かな寒いトウモロコシ畑で、エサ取りをしながら時々オスが「クルル、クルル’’’’’’’’’’」と大きなとおる声で鳴くので遠くにいてもよーく聞こえる。

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