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米国アリゾナのソノラ砂漠に住む鳥好き花好き動物好きのおじさんがおとどけするアメリカの自然情報です。

庭の花に集まるハミングバード その1

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    アンナハチドリとジャスティシア

    Red Justicia ( Justicia candicans ) の花蜜を舐めるアンナハチドリのオス ( Anna's Hummingbird )

    ​庭にやって来る鳥たちの中で最も愛らしいのは、やはりハミングバード(ハチドリ)である。体長9センチから13センチほどの小さな鳥で、南の強くて明るい太陽光に当たるとメタリックに耀き、ハッとして息をのむほど美しい。
     

    アンナハチドリとチュパロサ

    ​ホバリングしながら Chuparosa ( Justicia californica ) の花の奥深く嘴を入れるアンナハチドリ (Calypte anna )

    ​毎年、春と秋の渡りの途中、庭に寄って花の蜜やフィーダーの砂糖水を舐めて行く4種類を加えると、6種類のハミングバードを見ることが出来る。その内、アンナハチドリとコスタハチドリの2種類はソノラ砂漠の留鳥で、一年中毎日庭にやって来るし、夜には大きな灌木の中で寐ていることもある。また、春には小さな庭木で営巣するのもおり ( Categories - ハチドリ・ハミングバード「ハミングバードの子育て2015年」)、子育てする姿や可愛いヒナを見ることが出来る。
     

    枝先のアンナハチドリ
    ​興奮すると頭と首、喉が見事な金属光沢のピンクに輝くアンナハチドリのオス


    ​アンナハチドリはもともとカリフォルニアを中心とする太平洋沿岸地帯にだけ生息するハミングバードであった。しかし、ハチドリの中でも一番フィーダーの砂糖水への適応力に優れていたので、近年、人家の庭や町の公園などにフィーダーを掛けるところが多くなり、彼らの生活拠点も徐々に内陸へ移動していった。今ではアリゾナでも、一年中庭で見られるポピュラーなハミングバードである。
     

    滝とアンナハチドリ
    ​流れる滝の水を飲もうとするアンナハチドリのメス。


    ​ハミングバードは水が大変好きで、特にアンナハチドリは溜まっている水より滝のように流れてる水を好むようである。彼らはこうしてホバァリングしながら、岩の上を流れる水や下に落ちていく水を長い舌を使って舐めるように飲むのが上手である。
     

    体をこするアンナハチドリ
    ​しっとり濡れた庭木の枝で体を擦るアンナハチドリのメス。


    ​夏の暑い日、雷雨が降り始めると、雨の中でホバァリングしながら水浴びをしている姿を時々見かけることがある。とにかく、アンナハチドリは好奇心が強いのと、流れる水が好きなので、早朝、庭木や花にホースで水をかけていると、ホバァリングしながら水に乗るような格好で滑るように流されて行く面白い姿を時々見せてくれる。まさに愛嬌があって可愛く一緒に遊んでいるような楽しい気持ちにさせられる。
     

    顔をこするアンナハチドリ
    痒いのか?水に濡れた枝に盛んに顔を擦りつける。


    ​40度を超す日が続くと、砂漠のハミングバードもこたえるらしく、一日に何回も水場にやって来る。ホースの水かけで濡れた枝に体や顔を擦りつけている姿はフィールドではほとんど見られない、実にユーモアラスな格好で思わず吹き出してしまう。
     

    昼寝のアンナハチドリ

    ​アンナハチドリは午後になると、ポーチのテーブルの上に置いてある小さなポットの植木で昼寝をする。

    ​真夏の砂漠の庭は午後になると大変熱くなる。庭に直接太陽が当たり始めると、涼しさ求めて日陰になっているポーチの中に入って来る。ここは日中は人が出入りしないのと、直射日光を遮るために日よけのスクリーンが下げてあるのでハミングバードにとってはまさにシエスタの場所であろう。


    コメント
    初めてお便りいたします。宮崎と申します。現在私はカリフォルニアにすんでおりまして、ハチドリが庭の木に巣をつくっているのを発見して3週間ほどたちました。ずっと親鳥が卵をあたためていたのに昨日から親鳥をみかけなくなってしまいました。今年はこのあたりに嵐のような雨が多くて、例年より寒い日が続いていたのに親鳥はゆれる木の上で一生懸命卵をあたためていたのに、昨日からかえってこないので、自然の成り行きとしてこのまま卵をほうっておいたほうがいいのでしょうか。こういうことはありましたか?お忙しい中すみません。
    • Miyazaki
    • 2017/02/20 11:10 AM
    宮崎さま。コメントありがとうございます。文から推測するとたぶん卵は何かの事情で孵化しなかった・・と思われます。我が家でも一度ありました。自然の成り行きとして放っておいた方が良いでしょう。卵は他の鳥のエサになるでしょう。
    • 藤波
    • 2017/03/05 6:19 AM
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