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米国アリゾナのソノラ砂漠に住む鳥好き花好き動物好きのおじさんがおとどけするアメリカの自然情報です。

雛を連れたアメリカワシミミズク 2017年夏 (下)

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    ワシミミズクの雛と親
    ​私を睨み付ける雛、人の存在など全く感知しない親

    ​アメリカワシミミズクはヨーロッパで見られるワシミミズクと近い種類であるが、体長は56センチと少々小さい。大きな耳の羽毛が立っているので識別は簡単であるが、体の色が森の木の幹や山の斜面の岩に同化して非常に見つけるのに苦労する。英名の " Great Horned " (大きな角)は冠毛で " Plumicorus " と呼ばれる耳の羽毛である。
     
    ワシミミズク雛じっと睨む
    ​親がえさ捕りの間、残った雛はじっと私と睨めっこ。

    ​一羽になった雛は心細そうな顔で時々大きな声で「シー」と鳴き、鋭い金切り声を出しながら一人前に私を威嚇してくる。巣やヒナを守る親はもっとアグレッシブで、近づく敵に対して容赦ない攻撃をしてくる。もちろん人を襲うことがあり、鋭い爪で頭や顔を狙ってくる。
     
    ワシミミズク雛片目つぶる
    雛はそろそろ疲れて来たのか、眠そうに片目をつぶる。

    ​雛の行動を見ていると実に面白い。私をじっと見つめながらカメラのシャッター音に首をかしげ、周りをぐるりと見渡したり、私一人しか居ないのを確かめると目をつぶり始めナップする。親について夜の獲物探し獲物捕りは、雛にとっては相当の重労働であろう。
     
    ワシミミズク親両目閉じる
    エサ探しに疲れたのか、両目をつぶって眠そうな顔をしている。

    ​アメリカワシミミズクは大きな木に作られてる鷹やワタリガラスの古巣を利用して営巣することが多い。しかし、南アリゾナは巨大サボテン・サワーロ ( Saguaro ) の数が特に多いので、サワーロサボテンを利用するモモアカノスリ ( Harris's Hawk ) の古巣をもっぱら利用している。葉もないまる裸のサワーロサボテンの人の腕のような枝に作られた巣に,フクロウが座っている姿は南アリゾナ独特な光景で面白い。
     
    ワシミミズク雛飛ぶ姿
    雛は少しづつ飛ぶ練習をしながら、保護区の奥へ移って行った。

    ​一週間、毎朝楽しませてくれたフクロウの親子の姿も、この雛の飛ぶ後ろ姿を最後に、翌朝からは見られなくなった。無事に大きく育って、来年の春には親と同じように屋根に来て鳴いてくれることを願う。ワシミミズクは子供の絵本をはじめ、小説や映画にもよく出て来る人気者であるが、アメリカインディアンの戦士たちは、アメリカワシミミズクの「力強さ、勇気、美しさ」を称賛した。又、私が住んでる " Pima " 郡のインディアン " Pima " 族たちは、夜アメリカワシミミズクが飛んでいる姿を死んだ戦士たちの亡霊と信じていたようだ。

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