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米国アリゾナのソノラ砂漠に住む鳥好き花好き動物好きのおじさんがおとどけするアメリカの自然情報です。

マイフィールドの珍鳥及び希少種 2017年夏 その(最終)

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    ムラサキノジコ囀り1
    メキシコ種のムラサキノジコ ( Varied Bunting )

    主たる生息地はメキシコ全域であるが、モンスーン期の8月にメキシコ国境に近い南アリゾナ、南テキサスに営巣のため渡って来る。真夏の雷雨が降り始めると巣作りが始まるので、北米ではモンスーン期のごく短い間しか見ることが出来ない。
     
    ムラサキノジコ囀り2
    ムラサキノジコ ( Passerina versicolor )

    英名の " Varied Bunting " はいろいろな色の混じった変化に富んでる美しいノジコという意味からきている。繁殖期の美しい雄も秋の換羽期となると雌と同じ全体的に冴えない茶色になるが、尾の根元のランプの美しいブルーが残る。
     
    風景 Montosa Canyon
    モンスーンの8月には、ほぼ確実にムラサキノジコが見られる営巣地のモントサ渓谷 ( Montosa Canyon )

    ムラサキノジコは水が流れる山麓の低灌木地帯を好み、毎夏、繁殖期になるとメキシコから渡って来る。秋になるとほとんどがメキシコへ帰ってしまうので、観察できる期間はモンスーン期の8月だけで大変短い。
     
    ムラサキノジコ全身1
    全身に陽の光が当たると、美しい複雑な色に輝く繁殖期のムラサキノジコの雄

    この鳥は遠距離から見たり、暗い場所や曇りの日などに見ると、全体が黒く見えるだけの地味な鳥である。一方、昼間の明るい太陽のもとで見ると、ハッとするほど大変美しい色に耀き人目を引きつける。同じ鳥とは思えないほど色鮮やかなのに驚かされる。
     
    ムラサキノジコ後姿
    頭の赤と尾の根元のブルーが一際目に付くムラサキノジコの後ろ姿

    主たる食べ物は草や木の種であり、密に茂った低い木の根元のグラウンド近くでエサ取りをするため見つけるのに苦労する。しかし、雌が巣に座り始めると、巣の近くの目立つ高い枝のソングスポットでテリトリーソングを歌うので、早朝の雄が活発に鳴く短い時間がよく観察出来るチャンスである。
     
    ムラサキノジコ全身2
    赤い色、青紫色、濃い紫色、そして黒い色と繁殖期の雄は複雑な美しさである。

    ムラサキノジコはフィールドで簡単に見れる鳥ではなく、ましてや写真に撮るのは非常に難しい。町の公園や人間が住んでる場所の近くにはほとんど現れない。夏の激しい雷雨が降るモンスーン期の短い間だけしかゆっくり観察出来るチャンスがないので、一般のバーダーにはなじみが薄い。

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