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米国アリゾナのソノラ砂漠に住む鳥好き花好き動物好きのおじさんがおとどけするアメリカの自然情報です。

春のワイルドフラワーと生き物たち カタリナ州立公園 2020年(上)

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    //saguaro & Gold Poppy

    巨大サボテンサワーロ ( Saguaro ) が林立する日当たりの良い南斜面にメキシカンゴールドポピー ( Mexican Gold Poppy ) がパラパラと咲き始める。

     

    2月初め、暦の上で冬と春の境である「立春」を迎えると、春の花「ゴールドポピー」が咲き、ソノラ砂漠も春一色となっていく。「メキシカンゴールドポピー」は隣の州カリフォルニアの春の花として有名な「カリフォルニア・ポピー」( Carifornia Poppy / Eschscholtzia californica ) とよく似てるが、南アリゾナの砂漠に群生する亜種である。

     

     

    ゴールドポピーの畑 1

    トレールを歩く足元は南アリゾナ・ソノラ砂漠に春を告げるメキシカンゴールドポピー ( Eschscholtzia mexicana ) の花に一面覆われる。

     

    ソノラ砂漠の冬は12月中旬から1月末までの一ヶ月半程度と大変短い。暦の上で2月初めの「寒」が開ける頃には早くも春の兆しに包まれる。そして2月下旬ともなるとワイルドフラワーが一斉に咲き出す。ポピー畑が一面ゴールドの絨毯を敷いたようになると、まぶしいぐらい鮮やかで春の陽気に誘われ、心がウキウキしてわずらわしいコロナウイルス問題やソーシアルディスタンスなどをしばし忘れることが出来るので自然の恵みの有難さに感謝する。

     

     

    ゴールドポピー畑 2

    今年のソノラ砂漠の春はワイルドフラワーの咲が良く、3月初めには早くも野花のカーペットが楽しめた。

     

    「メキシカンゴールドポピー」は陽の光がないと花が咲かない。9時頃開き始めて午後遅くには閉じてしまう。曇りの日は咲が悪いが、ソノラ砂漠の春は曇り空の日がほとんどなく、一片の雲もない抜けるような青空の毎日なのでほとんど心配ない。この花は冬の雨量にその咲き具合が左右されるが、昨年の12月から雨の日が多かったので今春は豪華な花畑となった。

     

     

    White Tackstem

    ゴールドポピーに混じって咲くヒマワリの仲間 White Tackstem ( Calycoseris wrightii ) 白い花で花弁の裏側にピンク色のすじ模様が特徴。

     

     

    Scorpionweed

    白い White Tackstem に混じって咲くアリゾナ原産の Scorpionweed ( Phacelia crenulata ) 紫色のベルの形をした北米ハゼリソウの仲間。英名 " Scorpion " はカールしてる花の頭がサソリの尾に似てるところから付けられた。

     

     

    Blue Dicks

    砂漠のヒアシンスと呼ばれるユリの仲間 Blue Dicks ( Dichelostemma pulchellum ) アメリカインディアンはこの球根を食用としていた。

     

     

    Desert Chia

    ミントの仲間 Desert Chia ( Salvia columbariae ) 丸く密な花房の上に咲く紫色の小さいのが花で、粘液を分泌するので悪臭がある。アメリカインディアンはこの種を食用にしていた。

     

     

    Owl Clover

    Owl-clover ( Orthocarpus purpurascens ) の群生。キンギョソウの仲間で、砂漠のワイルドフラワーの根に寄生する。手で触れると、綿のようなふわふわした感触が何とも春を感じる。

     

     

    Monkey Flower

    水の流れ沿いに生える Common Monkey Flower ( Mimulus guttatus ) アメリカインディアンはこの葉をサラダにして食べていた。

     

    Fremonts Pincushiion

    ヒマワリの仲間 Fremont's Pincushion ( Chaenactis fremontii )

     

     

    Fleabane

    Fleabane ( Erigeron oreophilus ) 標高1300メートル以上の樫の森に群生するワイルドフラワーなので、800メートルから1000メートルのソノラ砂漠では珍しい。山からはるばる飛んで来た種から出てきたものと思われる。

     

     

    Mariposa

    ウチワサボテンの横に咲く Desert Mariposa ( Calochortus kennedy )

     

    3月末頃になるとポピーの花畑が終わり、他のワイルドフラワーの花も少なくなる。そして「4月の花」と呼ばれるマリポサ ( Desert Mariposa ) が咲き始める。色、形からして初夏の雰囲気を醸し出す花である。英名 " Mariposa " はスペイン語名をそのまま英語名にしたもので、「蝶」の意味である。

     

     

    Pincushion Cactus

    鮮やかなマゼンタ色が美しい Pincushion Cactus ( Mammillaria microcarpa )

     

    春の草花が終わると、ソノラ砂漠はいよいよサボテンの花の季節となる。別名 " Fish hook Cactus " とも呼ばれ、棘が釣り針のように先が曲がっていて刺さると非常に痛い。ラテン名 " Mammillaria " は茎の上についてる突起が乳頭に似てる所から付けられた。


    コメント
    ヒメジョオンですか?
    アメリカ原産なのでアリゾナにあって普通なのですね
    日本で普通に蔓延っているので不思議な感じがします
    強い生命力ですね
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