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米国アリゾナのソノラ砂漠に住む鳥好き花好き動物好きのおじさんがおとどけするアメリカの自然情報です。

ハミングバードの巣作り、ヒナ誕生、巣立ち 2020年春 (その2)

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    アンナハチドリ最初の卵

    アンナハチドリの雌が巣に座り始めて3日後1月24日、まず最初の卵が産まれる。卵の大きさは長さ1.3センチ横幅77ミリでピンポン玉より小さい。雌親が体長たった10センチと小さいので卵も超小型である。

     

     

    アンナハチドリの巣の小灌木

    アンナハチドリが巣(赤丸)を作った小灌木 ( Butterfly Bush )

     

    寝室前のこの木はハミングバードがお気に入りの木で、毎年アンナハチドリ、コスタハチドリが交互に巣を作り雛を育てている。巣は地上2メートル半の高さで、冬の終りで葉はまだ茂ってないのでスカスカに見えるが、雛が育つ春にはしっかり葉も茂って巣が隠れるようになり、雛も直射日光から守られる。本能とは言え、葉が茂る日数計算をしながらしっかり巣作り子育てをしていく能力には驚く。

     

     

    アンナハチドリ2個目の卵

    最初の卵が産まれて2日後の1月26日、2個目の卵が産まれる。アンナハチドリは2個から3個の卵を産むが、我が家の庭では3個が産まれた巣は今だ見たことがない。

     

     

    抱卵中のアンナハチドリ

    巣に深々としっかり座って卵を温めるアンナハチドリの雌

     

    抱卵中のアンナハチドリは私が巣の真下でガーディニングや水撒きしようが、また横を通って巣の様子を見ようが、知らん顔でじっとしている。卵が孵化して雛が生まれるまで14日から19日は掛かる。2月初めはまだ南アリゾナの砂漠は日中は暖かくなっても朝晩は非常に冷えることがある。2月2日から4日までの3日間、早朝は2度、日中は7度と寒い日が続いたので心配したが、雌親はフィーダーで砂糖水を舐める短い時間以外はほとんど巣に座り続けていた。花が少ないこの時期にはフィーダーはハミングバードにとって貴重なエサとなる。

     

     

    アンナハチドリ生まれたての雛2羽

    生まれたての雛2羽、巣の中で二列に並んでる。抱卵してから18日目の2月13日、雛は孵化したばかりで、まだ羽もほとんど生えてない黒い体である。

     

     

    アンナハチドリ生れて6日目

    2月19日生まれて6日目の雛。だいぶ羽が生えて嘴もしっかりしている。

     

     

    アンナハチドリ生れて15日目

    生まれて15日目の2月28日の雛

     

    羽もすっかり生えそろって色も付き始め、目もしっかり開いてこちらを見ている。ハミングバードは花蜜を舐めるのに嘴を花の奥深く差し込むため、ホバリング(空中停止)する必要がある。そのため翼は最も重要な体の一部で、最初に大きくなっていく。小さな雛の体には不釣り合いな大きく長い刀のような形をしている。

     

     

    雌親からエサを貰うアンナハチドリ

    メス親からエサを貰う雛。まだ短い嘴を大きく開けて、花蜜やフィーダーの砂糖水に小さい虫を混ぜて流し込んでもらう。

     

     

    雛にエサ与えるアンナハチドリ雌

    エサ与えに忙しい雌親は休まる暇がない。早朝から夕方遅くまで巣に出たり入ったりしている。オスの協力は一切ないので、子育ては全て自分一人でやらなくてはならない、タフなシングルマザーである。

     

     

    巣の中で羽ばたくアンナハチドリ雛

    生まれて19日目の3月1日の雛

     

    すっかり大きくなり巣も手狭になってきたが、時々翼を上げたりしながら羽ばたきに似たまねごとをし始める。雛は日ごとにどんどん大きくなり小さな巣では居心地が悪くなって、自然と巣からはじき出されるように出て行くのが巣立ちなのだろう。雛が巣から離れて行く行程は意外と単純なのだろう。


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