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米国アリゾナのソノラ砂漠に住む鳥好き花好き動物好きのおじさんがおとどけするアメリカの自然情報です。

中秋の名月 ソノラ砂漠 2016年9月

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    中秋の名月 1

    庭から見る砂漠の中秋の名月

     

    今年の中秋の名月、十五夜は9月15日。日本流にススキと団子を飾って風情を味わいたいところだが、残念ながらソノラ砂漠では両方とも手に入らない。そのかわり、明るい月夜にはよく鳴くコヨーテ(オオカミの一種)の遠吠えを聞きながら、庭で白ワインのグラスを傾け、砂漠の山から顔を出す中秋の名月を楽しむことにした。

     

     

    中秋の名月 2

    大サボテン Saguaro を照らす十五夜の月。

     

    日本には仲秋の満月を中心に一週間、「小望月」、「十五夜」(中秋の名月)、「十六夜」、「立待月」、「居待月」、「臥待月」または「寝待月」、「更待月」’’’’’’’’’’’と毎夜、色々な形で秋の月を愛でることが出来る。アメリカにはこれに似たような言葉として、ただ一つ " Harvest Moon " というのがある。

     

     

    中秋の名月 3

    ブッシュ連山を照らす " Harvest Moon " 

     

    米国では仲秋の満月の日(今年は9月16日)を " Harvest Moon " 又は " The Full Corn Moon " と呼んでいる。アメリカンインディアンの一年の農業暦からきた言葉である。丁度、作物を収穫する時期であり、特にトウモロコシを収穫する目処の目印として

    " Harvest Moon " がある。この日は、むかし農民が満月の明るさで夜遅くまで働けたので一年の中でも大変忙しい一日であったようである。

     

     

    ブーゲンビリアとキリギリス

    ブーゲンビリアの花に止る秋の虫、キリギリスの仲間 California Katydid ( Microcentrum californicum

     

    南アリゾナの砂漠も " Harvest Moon " を境に夏が終って秋が始まる。日中はまだ34度から35度の暑さであるが、朝晩は15度から20度と気温もぐーんと下がり、しかも湿度は10%台になって過ごし易い日々となる。庭にはまだ色々な花が咲いていてブーゲンビリアも満開、そして夜にはコオロギ、キリギリスなどの秋の虫が4種類ほど美しい声を聞かせてくれる。

     

     

    花と蝶

    満開の秋の花テキサスエボニーの花蜜を吸う蝶 Queen ( Danaus gilippus

     

    秋に入ると、砂漠も朝夕の気温が下がるので蝶の数が大変多くなる。特に庭ではオオカバマダラ ( Monarch ) によく似た Queen が数多く見られる。ピークになると15匹から20匹近くが秋風に乗ってヒラヒラと舞うので壮観である。そして10月に入りさらに秋も深まると、メキシコまで旅をする蝶オオカバマダラが大好きな " Milk Weed " の花を求めて庭で卵を産んで行くので賑やかになる。我が家の庭でも仲秋の満月を迎えると、庭に来る生き物を通して深まり行く秋を身近に感じることが出来る。


    暑中見舞い 2016年 夏

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      Saguaro

      ギラギラ光るソノラ砂漠の夏の太陽と巨大サボテン Saguaro (サワーロ)

       

      暑中お見舞い申し上げます。

      真夏の南アリゾナ、ソノラ砂漠は連日40度を超す暑さです。日中のトレール歩きは非常に危険で、他の州や外国から自然を求めてアリゾナに来た無謀なハイカーが水不足で救急病院に運ばれるニュースが多くなるのもこ季節です。私の自然歩きの「マイフィールド」も、極暑の砂漠から涼しいCanyon と称する山の渓谷へ移ります。

       

       

      蛇口の水飲むヒメキンヒワ

      年間を通して砂漠で暮らすヒメキンヒワ ( Lesser Goldfinch / Carduelis psaltria ) も,

      猛暑の夏は熱中症にならぬよう水を求めて水道の蛇口に嘴を入れうまそうに水を呑んでます。

       

       

      赤い花ブバルディア

      ハミングバードが大好きな渓谷の野花、アカネ科ブバルディア属の Smooth Bouvardia / Bouvardia ternifolia 

       

      アリゾナの真夏、7月から9月は「モンスーン期」で、メキシコから熱い湿った空気が砂漠に入って来て積乱雲ができ、時々激しい雷雨となり短時間のゲリラ集中豪雨となって洪水になる所も出てきます。しかし、この雨はソノラ砂漠の草花や木、生き物にとっては、待ちに待ったまさに天の恵みの雨となります。

       

       

      トロゴン

      北米では南アリゾナの涼しい渓谷でしか見られないウツクシキヌバネドリ ( Elegant Trogon / Trogon elegans

       

      南アリゾナの夏は5月から6月の「ドライサマー」(陽射しは強く日向は熱いですが、湿度が10%前後で日陰は涼しいです。)と7月から9月の「モンスーン期」の2つに分けられます。鳥たちの中にはこの2回の夏を利用して2度営巣するのが数多くおります。このため8月は " Second Spring " と呼ばれて「バードフェスティバル」が数多く開かれ、涼しい山の渓谷を中心に再びバーディングが盛んになります。そしてまた、8月はハミングバードの南への渡りが盛んになり、日によっては13種類から15種類が見られますので、蒸し暑いですが楽しい鳥見が出来る季節でもあります。

       

      では皆さんどうか夏バテせぬよう、お元気で猛暑を乗り切って下さい。


      南アリゾナの珍鳥さわぎ 2016年6月 (下)

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        チリカウア山林へ入る道

        米国やヨーロッパのバーダーたちがぜひ行きたい探鳥スポットがたくさんある、南アリゾナ東部の荒涼とした風景。

         

        6月末のカンカン照りの日、珍鳥を求めてさらに南下、メキシコ国境近くの州道を走る。昔はそこらじゅうで見られたこの形の風車も、今ではメキシコ国境近くの田舎道を走らないと見られなくなった。牧場の牛に水を与えるため風車で起こした電気で地下水をくみ上げてる。

         

         

        コロナド国有林入口

        アメリカムシクイの珍鳥が現れた Coronado 国有林の一部チリカウア山国有林 ( Chiricahua Mountains National Forest ) 入口

         

        チリカウア連山一帯は景色が良く「夢のパノラマ」と言われて観光客にも大変人気のある所で、西部劇映画が好きな人なら誰でも知ってるインディアン、アパッチ族の本拠地でもある。私の家から車で東南へ3時間近く走るメキシコ国境に近い所で、州道には国境検問所がいくつかあって身分証明所の提示を求められる。

         

         

        ベニイタダキアメリカムシクイ巣の場所

        珍しいベニイタダキアメリカムシクイが山岳道路の脇(真っ正面の小さい緑の灌木)で営巣している。

         

        チリカウア連山は山岳道路があり、標高2100メートルまで上がれるが、未舗装でガードレールのないカーブが多く、下りの車とすれちがえる所も少ないので少々運転には苦労する。こんな道路をがたがた揺れながら標高1500メートルぐらいまで上がったところのS字カーブの脇の小さな灌木の根元にベニイタダキアメリカムシクイは巣を作っていた。この珍鳥見たさにたくさんの人が車で上がって来るので普段は人も居ない静かなこの狭い道も、駐車する車であふれかえった日もあるぐらい人気であった。このへん一帯は数年前山火事ですっかり松が焼けてしまったため、未だに緑が少ない禿げ山に近い景色である。

         

         

        ベニイタダキアメリカムシクイ

        今夏バーダーたちを驚喜させた珍鳥ベニイタダキアメリカムシクイ ( Slate-throated Redstart ) 

         

        ベニイタダキアメリカムシクイはメキシコから南米ボリビアまでの気候が温和な山岳地帯に生息している Wood Warbler ( parulidae ) の仲間である。南アリゾナでごく普通に見られるカタジロアメリカムシクイ ( Painted Redstart ) によく似ているが、珍鳥ベニイタダキアメリカムシクイは翼に白い帯がないのと、頭の赤い色がよく目立つのが特徴。

         

         

        虫くわえたベニイタダキアメリカムシクイ

        雛に虫を運ぶベニイタダキアメリカムシクイ ( Myioborus miniatus

         

        尾を拡げると白い部分が大きいので英名では別名 " Slate-throated Whitestart " とも呼ばれてる。日本のメジロと同じ大きさの長い尾を持った小さなアメリカムシクイで、松や樫が入り交じった深い森を好む。

         

         

        踊るベニイタダキアメリカムシクイ1

        翼と尾を拡げ木の幹や枝を踊るように歩くベニイタダキアメリカムシクイ。

         

        ベニイタダキアメリカムシクイのエサ取りする姿は大変面白い。尾と翼を拡げ枝や幹を歩き、時々飛び跳ねたりしながら樹皮の間にいる虫を払い出し、飛んだところを空中で捕る。

         

         

        踊るベニイタダキアメリカムシクイ2

        珍鳥騒ぎで集まったバーダーたちを喜ばせたベニイタダキアメリカムシクイのダンス。

         

        ベニイタダキアメリカムシクイは生息する地域によって多くの色の変化がある。全部で12亜種に分けられるが、この珍鳥は胸から下が赤いメキシコ種で、前にコスタリカで見た個体は黄色であった。ベニイタダキアメリカムシクイを大きく分けると、この写真のメキシコ種、コスタリカなどで見られる中央アメリカ種、ボリビアなどの南アメリカ種の3グループに分けられると言われてる。

         

         

        踊るベニイタダキアメリカムシクイ3

        バックから見るベニイタダキアメリカムシクイの面白いダンス。

         

        この珍鳥ベニイタダキアメリカムシクイはメスで盛んに雛にエサを運んでいるが、どうも近くにオスが見られない。さっそくネット上の鳥情報でもこれが問題となり、ある人はオスを見た、別の人はオス、メス2羽でエサ運びをしているのを見た、そして、オスは居ないなどなど’’’’’’色々な報告が載っていた。私や友人たちが見る限り、やはりメス1羽が忙しく巣に出たり入ったりするだけでオスは見られなかった。そして、近くでは近似種のカタジロアメリカムシクイ ( Painted Redstart ) のオスが盛んにさずっていた。

         

         

        飛ぶベニイタダキアメリカムシクイ

        拡げた羽で幹や枝をブラッシュして出て来た虫を空中で捕えた瞬間。

         

        私は営巣場所に2回行ってエサ運びの状況を観察し、また、現地でガイドをしてる人たちともディスカッションをしてみた。それらの人々の推測では、子育てをしているこのベニイタダキアメリカムシクイのメスは、一羽単独でメキシコから北上してアリゾナに入ったものの繁殖期になっても相手のオスが見つからず、仕方なく近似種のカタジロアメリカムシクイ ( Painted Redstart ) のオスとつがいとなり巣を作ったようだ。そしてメスが巣に座りだした後、オスは巣を離れ同じ仲間のカタジロアメリカムシクイのメスを見つけて近くの別の木で営巣し始めている’’’’’’’’と推察された。

         

         

        カタジロアメリカムシクイ

        珍鳥ベニイタダキアメリカムシクイのメスの相手と思われる、近似種のカタジロアメリカムシクイ ( Painted Redstart / Myioborus pictus ) のオス。

         

        翼の白い大きいパッチと目の下の白い点そして頭の黒いのが特徴でその他はよく似ている。今回は珍鳥ベニイタダキアメリカムシクイが現れた騒ぎだけでなく、メス1羽のシングルマザーでの子育て、生まれて来る雛がカタジロアメリカムシクイとのハイブリット種と思われる(7月20日に雛2羽ともハイブリット種と確認された。)ことなど、毎日のようにネット上で議論された話題豊富な珍鳥であった。しかし、アメリカムシクイでは、このような近似種による番いの組み合わせはよくあるようだ。キンバネアメリカムシクイ ( Golden-winged Warbler / Vermivora chrysoptera ) とアオバネアメリカムシクイ ( Blue-winged Warbler / Vermivora pinus ) の番いから生まれたハイブリット種(交配種) " Brewster's Warbler " と " Lawrence's Warbler " は有名で、近年その数も増えてきている。


        南アリゾナの珍鳥さわぎ 2016年6月 (中)

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          Ramsey Canyon 1

          今夏、珍鳥が営巣した南アリゾナの超有名な探鳥スポット、ラムゼイ渓谷 ( Ramsey Canyon ) 

           

          ラムゼイ渓谷はツーソンの町から2時間ほど東南へ走ったワチカ連山 ( Huachica Mountains ) にある。私にとっては、毎年8月になるとハミングバードの渡りを見に行く好きなスポットで、一日で12種〜15種見られる日がある。ここのトレールはしっかり造られてあり、山奥深くまで入れ、しかもメキシコとの国境が近いので近年中南米からの密入国者が多く、場所によってはボーダーパトロール(国境警備警察員)と山中で出会って職務質問を受けたり、空からボーダーパトロールのペリコプターが低く降りて来て双眼鏡でウオッチされたり、軍のベースも近くにあるので山中訓練隊に出会ったり’’’’’’’’’’’’と米国他州ではなかなか経験出来ない南アリゾナならではのちょっと緊張するバーディングとなることもある。しかし、ここはバーダーにとっては探鳥地のメッカ、首から双眼鏡を下げていると、ボーダーパトロールに出会っても皆にこにこして丁寧に挨拶をしてくる。バーダーならではの強みである。

           

           

          Ramsey Canyon 2

          ラムゼイ渓谷のハイカー用トレールから見る水量豊かな渓流。

           

          ラムゼイ渓谷のトレールは自然保護団体の " The Nature Conservancy " が管理する自然保護区にあり、ここから急勾配な険しい岩の多いトレールをスイッチバックしながら標高1950メートルまで登る。このトレールは渓流に沿って歩くので、鳥以外に色々な種類の蝶や野花を楽しむことが出来、時には熊やハナグマ ( Coati ) などの動物に出会えることもある。

           

           

          Ramsey Canyon 3

          珍鳥フサボウシハエトリが営巣する(手前右側)ラムゼイ渓谷の奥深い森林。

           

          5月22日に初めて見られたフサボウシハエトリの営巣場所は " Nature Conservancy " のビジターセンターから入り、大変厳しい急斜面と渓流沿いで石がごろごろしてる狭いトレールを3.3キロも歩かなくてはならなかった。距離は短いが足場が平坦でないので時間が掛かり、しかも南アリゾナの夏の暑い盛りなので飲み水を大量に持って歩く必要があり、その上に機材を背負ってのトレール歩きなので、やはり少々苦労した。

           

           

          フサボウシハエトリ雄 1

          北米での営巣が初確認された珍鳥フサボウシハエトリ ( Tufted Flycatcher ) のオス。

           

          フサボウシハエトリが米国に現れたのは今回で8回目の記録である(最初は1991年テキサス)。しかし、今回の確認は初の営巣で、しかもすでにメスが巣に座っていることもあって、やはり大騒ぎとなった。

           

           

          フサボウシハエトリ雄 2

          連日バーダーたちを夢中にさせたフサボウシハエトリ ( Mitrephanes phaeocercus ) のオス。

           

          フサボウシハエトリはメジロより少し大きいぐらいの小さなハエトリ種である。オスは顔と喉、胸が赤みがかった茶色、そしてしゃれた冠毛がある独特な姿でたいへん可愛い。

           

           

          フサボウシハエトリ虫狙う

          頭上を飛ぶ虫を狙うフサボウシハエトリのオス。

           

          フサボウシハエトリは、空中を飛ぶ虫をフライングキャッチしてはまたもとの枝に戻る動作を繰り返すので、楽にじっくりと観察が出来るのでありがたい。これはハエトリやタイランチョウ類に見られるエサ捕り方法で、虫が急降下すれば彼らも同じ急降下するし、上昇すれば一緒に上昇し、曲がる角度も急で実にその素早い飛翔力には驚く。

           

           

          フサボウシハエトリ飛び立つ

          飛んでる虫を見つけると枝から素早く飛び上がって空中で捕える。

           

          フサボウシハエトリは中米のメキシコから南米のボリビアまで幅広く生息している。春夏には標高の高い森林へ行き営巣し、子育てを終える晩秋には標高の低い川沿いの森に移る。

           

           

          フサボウシハエトリ雌

          胸から腹が白いフサボウシハエトリのメス。

           

          メスは胸から腹にかけて白いがその他はまったくオスと同じ。巣のまわりの低い枝で、オス、メスが高い声で「ピーピーピー」と

          " call " を繰り返しながら鳴き合っている。その声は大きくないが、静かな森にはよく響く。

           

           

          フサボウシハエトリ巣

          北米で初確認されたフサボウシハエトリの巣とメス。

           

          フサボウシハエトリの営巣した場所は標高1700メートルの松やモミ、樫の森林で、巣は太い枝の折れた所に作られ、皿状の形をしていた。私が見た時はまだメスが盛んに巣の補修をしたり、時々座り心地をチェックしていたが、6月の下旬には一羽の雛が無事孵化したニュースがネットの " ebird " に出ていてほっとした。


          南アリゾナの珍鳥さわぎ 2016年6月 (上)

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            マデラキャニオン 1

            今夏も珍鳥が現れ、大変賑わったマデラ渓谷 ( Madera Canyon ) の上級ハイカー用トレール。

             

            夏の南アリゾナは毎年、中南米の珍しい鳥が国境を超えて現れるので、全米やカナダのバーダーにとっては大変魅力的な人気のある場所となる。特に今年の夏は例年以上の数の珍しい鳥が色々なスポットに現れ、おうぜいのバーダーたちが南アリゾナにやって来た。そのスポットの一つ、マデラ渓谷は私の家から1時間程度で行けるので、四季をとおしてよく鳥見をする「マイフィールド」である。

             

             

            マデラキャニオン 2

            早朝、珍鳥カササギツグミが現れるのを20人ぐらいのバーダーと待ったマデラ渓谷の狭いトレール。

             

            今夏は南アリゾナに5種類の珍鳥が現れ、全米のバーダーたちの注目のスポットとなった。その珍鳥の一つがマツメジロハエトリ ( Pine Flycatcher / Empidonax affinis ) で、北アメリカで初めて確認された’’’’’’’’とあって、ここ数週間毎日のようにたくさんのバーダーが馳せ参じた。この珍鳥が見られる場所は私の家から遠くてメキシコ国境に近い大変険しい渓谷で、普通の乗用車ではもちろん上がれないのと、岩がごろごろして滑りやすいトレールを3キロ以上も登ったり下ったりしなくてはならない難所なので、残念であるが、私は今回行くことをあきらめた。

             

             

            カササギツグミ 1

            早朝、山奥の狭いトレールで待つこと1時間半、ついに現れた珍鳥カササギツグミ ( Azutec Thrush ) 

             

            今夏は私がマイフィールドとしているマデラ渓谷に2種類の珍鳥が現れ大騒ぎとなった。その一つが私の「ライフバード」であるカササギツグミなので、何が何でも行かなくては’’’’’’’’と頑張った。珍鳥が現れた場所は、マデラ渓谷の本格的ハイカー専門のトレールを登り、そしてさらに非常に険しく滑りやすい鉱山跡の登山路を5キロ近くも歩かなくてはならない標高2千メートルに近い狭い渓流沿いで、行くのに大変苦労した。それでも何とか頑張って現場に到着すると、すでに20人ほどのバーダーたちがカササギツグミが現れるのを待っていた。中には真っ暗な朝4時頃から3時間近くも待っている’’’’’’’’’という凄い鳥キチもいたので驚いた。また、他州から飛行機に乗ってレンタカーで駆けつけた人もいて、思わず話を聞いてみた。彼はカリフォルニアのトゥイッチャーで、しかも米国内の鳥845種類をすでに見ているトップグループで、このカササギツグミで又一種増える’’’’’’’と大喜びしていた。この熱意に思わず脱帽!

             

             

            カササギツグミ 2

            一週間マデラ渓谷にたくさんのバーダーを呼び込んだ珍鳥メキシコ種カササギツグミ ( Ridgwayia pinicola

             

            この珍鳥は5月末マデラ渓谷の奥深いトレールでハイカーが偶然見慣れない鳥を見つけ、写真に撮って報告をしたところ、10年ぶりに現れたカササギツグミと判り大騒ぎとなった。私は幸運にも現場に着いて待つことたったの1時間半、お目当てのカササギツグミがエサ取りに現れてくれた。湧き水の細い流れの周りにいる小さな虫を盛んに捕っていた。努力のかいあってライフバードを写真におさめることが出来、久しぶり興奮した一日であった。この珍鳥、連日大勢のバーダーたちが押し寄せるのに嫌気がさしたか、6月5日を最後に見られなくなった。

             

             

            カササギツグミ 3

            翌日、再度マデラ渓谷を訪れ、同じ場所でまた会うことが出来たカササギツグミ。

             

            日本のツグミ ( Turdus naumanni ) とほぼ同じ大きさのメキシコ種で、北米ではこれまでに南アリゾナの東部に稀な迷鳥としての記録があるだけの珍鳥である。大変おとなしい鳥で、さえずる声はあまり知られておらず、地鳴きもほとんどしない。飛ぶと翼の白色、尾の上の白が大変目立って派手であるが、葉の茂った大木の高い所に好んで止り、1時間でも2時間でも動かずにじっとしていることが多いので見つけるのに苦労する。

             

             

            ムジボウシノドフサハチドリ 1

            やはりマデラ渓谷に現れた珍鳥ハミングバード、ムジボウシノドフサハチドリ ( Plain-capped Starthroat ) 。

             

            5月末、マデラ渓谷の有名なサンタリタロッジ ( Santalita Lodge ) のフィーダーにムジボウシノドフサハチドリが現れ大騒ぎとなった。中米のメキシコやガテマラに生息するハミングバードで、北米では南アリゾナにのみ稀な迷鳥としての記録があるだけで、近年では2010年に記録されて以来6年ぶりの出現であった。それにしても、今年はマイフィールドで2種類ものライフバードが見れたので、私にとって大変満足の初夏のバーディングシーズンとなった。

             

             

            ムジボウシノドフサハチドリ 2

            多くのバーダーにとってライフバードの一つであるムジボウシノドフサハチドリ ( Heliomaster constantii ) のオス。

             

            体長13センチとハミングバードとしては大きい。英名の " Starthroat " の色は光が当たらないとほとんど見えないで、ただ全体がさえない茶系の色である。こうして枯れ枝に止っていると嘴が非常に大きくて長く、腰と脇の白色、そして目の上と下の白い線、喉の長い房が目立つ。ほとんどのバーダーたちはこの珍鳥をサンタリタロッジのフィーダーの前で何時間もベンチに座って見ているのだが、私はたまたまロッジから近い渓流沿いのトレールを早朝歩いていて幸運にも見つけることが出来た。フィーダーに来て砂糖水を舐めてる人工的な姿でなく、枯れ枝に止る自然な姿をじっくり見たので大満足な初見となった。


            スターバックカフェー、食べものを強請るロードランナー親子 (下)

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              目の前のロードランナー親子
              超接近!食べものをもらうまで、ジーと私をにらみつけるロードランナーの親。

              店の人の話だと、ここ1〜2週間ほど毎日ではないが、ランチのおこぼれをもらうためちょくちょく雛を連れて現れる’’’’’’’とのこと。肉食の鳥なのでハンバーガーやソーセージが大好きで、これらの味をすっかり憶えてしまい、ランチタイムには客のテーブルを歩き回ってエサ請いをしているようだ。
               
              ピザをくわえるロードランナー
              ピザの欠片をくわえて歩くロードランナーの親。

              面白いことに、最初、友人が食べていたチキンサンドイッチの欠片を投げてやったが、ロードランナーはあまり興味を示さなかった。しかし、私が食べていたペパロニソーセージのトッピングのピザの欠片を投げてやると、美味しそうにくわえて雛の所へ持って行った。鳥のくせに好き嫌いの激しいのにはしばし苦笑。
               
              雛にピザを与えるロードランナー
              ピザの欠片を雛に与えようとしている親。

              私があげたピザの欠片は少し大きかったようで、雛に与えるのに苦労していた。それにしても、自然界にはない人間の食べ物をこうして食べても大丈夫なのだろうか’‘’‘’‘’‘’? 人が美味しく食べられるように作ってあるピザは、チーズが濃く肉は熱を加えた加工品なので、こんなのを雛の時から食べていたら、長生き出来ないのでは’’’’’’?と友人と大笑いをした。
               
              去って行くロードランナー親子
              ペパロニピザの欠片をくわえて満足そうに雛と砂漠へ帰って行く。

              ロードランナーは大変好奇心の強い鳥で、人から食べもの(特にハンバーガーを好む)をもらうため、毎日同じ時刻に庭に現れて来る話は友人から聞いていたが、まさかヒナ連れで、しかもカフェーのようなたくさんの人々が集まる所でお目にかかるとは’’’’’’’’’’。
              鳥好きの私にとって、嬉しい予期せぬロードランナーとの出会いのお陰で、ランチタイムを楽しく過ごすことが出来た。

              スターバックカフェー、食べものを強請るロードランナー親子 (上)

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                ロードランナー全身アップ
                砂漠の人気者ロードランナー。

                和名オオミチバシリ、英名 Greater Roadrunner , 学名 Geococcyx californianus 。南アリゾナでロードランナーは親しみのわく身近な鳥の一つであるが、観光客や一般の人々にとっては、しっかりと近くで見ることがけっこう難しい鳥でもある。車の前を横切ったり、ゴルフ場の大きな樹の下で暑さを凌いでいる姿は時々見られるが’’’’’’’’’’。
                 
                ビル横から出て来るロードランナー
                ビルの後ろの砂漠からゆっくり歩きながらカフェーの庭に入って来るロードランナー。

                先日、家の近くのカフェーの庭で友人とブランチ(朝食兼昼食)をしている時、木陰からロードランナーが現れ、場所が場所だけに砂漠の鳥を見慣れてる私でも少々びっくりした。
                 
                ロードランナー親子ベンチ下
                カフェーのテーブル、ベンチの日陰に入るロードランナー親子。

                ロードランナーは体長58センチと日本のキジより少し小さい。飛ぶことより首を前に突き出して長い尾で舵を取りながら早足で歩くのが得意で、その姿が大変愛嬌があるので昔から色々なキャラクターに使われている。
                 
                ロードランナー親子
                私たちのテーブルにどんどん近づいて来るロードランナー親子。

                人を恐れる気配はまったくなく、翼を震わせ大きな口を開けてエサをねだる雛を連れて、ついに食事中の私たちのテーブル下までやって来た。
                 
                足下のロードランナー親子
                私の足下で食べものを強請るロードランナー親子。

                ついには、ベンチに座ってる私の足下、手を伸ばせばとどく所までやって来て、雛と2羽でじーと私を見つめている。残念ながら手元にカメラがなく急遽スマートフォンで撮りまくった。

                ハッピーイースター 2016年 春

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                  イースターデコレーション
                  イースターデコレーション

                  3月27日は「イースターサンデー」、待ちに待った春の到来である。北ヨーロッパの人々はイースター4連休の長い春休み、毎年、暖かい南ヨーロッパへ民族の大移動をする。北米では特別休暇はないので、旅に出る人は少なくウサギの人形を飾ったり、玄関のドアーに花輪を掛けたり、庭に色とりどりの卵を埋めて子供たちに掘らせて楽しむパーティー ( Easter Egg Hunt ) をする家庭が多い。
                   
                  手のひらの子ウサギ
                  庭で生まれたサバクワタオウサギ ( Desert Cottontail / Sylvilagus audubonii ) 。

                  「イースター」と言えば主役はバニー( Bunny / ウサギ )。イースターを前にして「待ってました!’’’’’’」と庭に子ウサギが現れ驚いた。砂漠ネズミの巣穴を利用していつの間にかワタオウサギが2匹の子供を産んでいたようだ。巣穴の入口はうまくカモフラージュされていてまったく気がつかず、先日、巣穴から顔を出しこちらを見ている子ウサギに初めて気がつき、びっくりしたのが彼らとの出会いである。
                   
                  ウサギの巣穴
                  サバクワタオウサギの巣穴。

                  庭の小さな小山にあった古いネズミの巣を改築して作った巣で、夜、母ウサギは巣穴に戻って来て子ウサギに乳を与え、朝になると上手く分からないように穴を塞いで巣から離れて行くようである。(夜なので観察出来ないのが残念だった。)子ウサギが巣立ちした後、穴の奥から動物の毛を利用した巣材が出て来た。子ウサギは生まれた時は毛もない丸裸の状況なので、母親は自分の体の毛をむしって穴の中に敷き、子ウサギの毛が生えるまでの砂漠の夜の寒さを防いでいる。
                   
                  眠った子ウサギ 1
                  手の温かみで眠ってしまったサバクワタオウサギの子供。

                  巣穴から出て来たばかりの子ウサギはすでに毛もしっかり生え、大きく目を開けて走るのが早い。しかし、子ウサギはまだ天敵の怖さを経験したことがないので、手を差し伸べるとノソノソ乗って来る。持ち上げて両手で包んでやると目を閉じて眠ってしまう無邪気な姿となる。サバクワタオウサギは体長35センチから43センチ、耳が8センチから10センチと大変大きく,ピーンと立っているのが特徴。この大きな耳で砂漠の暑さから体温を調整している。日中は活発でなく早朝から夕方によく小さなグループでエサ取りしている。白い綿のボールのような尾が走ると目につくが、これは仲間に危険を知らせる手段のようである。
                   
                  眠った子ウサギ 2
                  さらに体を丸めて、深い眠りに入った子ウサギ。

                  10分ぐらい手のひらで春の暖かい日に当たりながら眠った後、少し動き始めたので巣穴に戻してやると、そのまま穴の奥深く入って行き、また眠りの続きをするらしく動かなくなった。サバクワタオウサギは北米西側の乾燥した砂漠の草地に生息している。天敵は鷹、コヨーテ、ボブキャット、ヘビ、リス、人間(ハンター)などなど非常に多い。自己防衛は早足でジグザグに逃げることで、時速30キロ以上で走ることが出来る。そして、自分と同じ大きさ、あるいは自分より小さい相手に対しては、時には攻撃的になってころころ転がりながら足で「蹴り」を入れることもあるようだ。
                   
                  メキシコゴールドポピー
                  ハナビシソウの仲間メキシコゴールドポピー ( Mexican Gold Poppy / Eschscholzia californica の亜種 mexicana )。

                  2月入ると、庭に春を知らせる野花メキシコゴールドポピーが明るい鮮やかな黄色い花を咲かせる。砂漠の花なので夕方になると花弁を閉じて早春の砂漠の寒さを防ぎ、翌朝、日が照り始めると再び開く。群生するのでまだ花が少ない庭に黄色いジュータンを敷いたようで大変美しい。砂漠の春は短く、もうすぐ中南米から夏鳥である砂漠のアメリカムシクイ「ルーシーアメリカムシクイ」 ( Lucy's Warbler ) が戻って来て囀り始め、初夏となる。
                   
                  ペンステモン、コスタハチドリ
                  イワブクロの仲間ペンステモン ( Parry's Penstemon / Penstemon parryi ) とコスタハチドリ ( Costa's Hummingbird ) 。

                  ペンステモンも春一番に咲く野花である。背丈も草花にしては高く、春らしいピンクのラッパの形をした花をたくさんつけるので、これが咲きだすと庭や玄関がパッと明るくなる。甘い蜜が出るのでハミングバードがよく花蜜を舐めに来る。花のない冬の間は砂糖水のフィーダーに頼っていたハミングバードも、春に花が咲き始めるとフィーダーから離れてい行く。ペンステモンはもともとアリゾナのような北米の南西部の土着の花であるが、19世紀に入りヨーロッパで園芸種として盛んに栽培されたため市場にも色々な種類が出回っており、日本でも今ではおなじみの花である。

                  寒中見舞い 2016年 (下)

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                    煙突の間、ロードランナー
                    屋根上の煙突の間で温まるオオミチバシリ ( Greater Roadrunner ) 。

                    「大寒」の早朝、南アリゾナもさすがに寒く、ロードランナーも朝日が一番早く当たる屋根に上がり煙突の間に体を入れて冷たい北風を避けながら体を温めていた。これはめったに見られない大変珍しい姿である。
                     
                    屋根上のロードランナー
                    屋根瓦に腹をつけて体を温めるオオミチバシリ ( Geococcyx californianus ) 。

                    ロードランナーは飛ぶことよりもグラウンドを早足で歩いたり走ったりするのが得意な鳥である。霜が降りたグラウンドより朝日が当たる屋根が暖かいようで「ミチバシリ」ならぬ「屋根バシリ」となって軽やかに屋根を歩き、ついには日が当たって温まった瓦に腹を付けて10分間ほど気持ち良さそうにウトウトしていた。
                     
                    屋根上のイワサザイ
                    屋根の上で朝日を浴びて体を温めるイワサザイ ( Rock Wren / Salpinctes obsoletus ) 。

                    夏は渓谷の岩場へ移動するイワサザイ、冬になって寒くなると、砂漠に下りて来て人家の庭を徘徊し虫捕りをするので間近に見ることが出来る。夜が明けるとまず屋根へ上がって日の光を浴びるのが日課のようである。体が温まると屋根瓦の隙間にいる小さい虫を探し、そして庭に下りて来て岩や滝、池の周りをチョロチョロ歩きながら小石の間にいる虫を捕るのに忙しい。
                     
                    塀の前のオオコノハズク
                    ガレージ横の小灌木の根元(右下)で眠っているアメリカオオコノハズク(西種)ー ( Western Screedch - Owl ) 。

                    アメリカオオコノハズクは主に大西洋側の東に生息する " Otus asio " と太平洋側の西に生息する " Otus kennicottii ) の2種類がいる。南アリゾナで見られるのはこの内の西種である。「寒」に入って寒い日が3日間ほど続いたためか、北風を防ぐため塀に囲まれてる暖かい所を見つけたようである。すぐ横の車道や歩道を行き来する車や散策する住人や犬などを一向に我関せづ’’’’’’’’で昼間ずっと静かに眠っていた。
                     
                    オオコノハズクのアップ
                    大きな金色の目でこちらを威嚇するアメリカオオコノハズク(西種)ー ( Otus kennicottii ) 。

                    冬になると、夜、庭に現れて小さな虫を捕ってる姿を時々見ることがあり、また、屋根の上で鳴く声を聞くこともあるが、昼間、車が出入りするガレージすぐ横の灌木で寝ている姿を見るのはさすが私も初めてのうれしい経験であった。郵便物を取りにメールボックスへ歩いて行く途中、足下で変な鳴き声を耳にしたので立ち止まって声の主を探すと何とフクロウであった。40センチぐらい近づいても飛び立つ気配もなく、この日は夕方までじっくりと寝ていった。
                     
                    夕焼け空のサワーロ
                    「大寒」が過ぎて少し春の兆しが感じられるソノラ砂漠の夕焼け空と大サボテン Saguaro 。

                    「寒」の冬の夕空は湿度10%以下の乾いた寒い空気が漂い、西の空は濃いブルーと薄いピンクに染まり、まるで飛行機から見る夕空であるが、「大寒」が過ぎ春が近くなると時々雨雲が覆う夕焼け空になることがある。赤い空に浮かぶ大サボテン Saguaro の黒い影は実に美しい。

                    寒中見舞い 2016年 (中)

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                      手に持つフィーダー
                      手に持つフィーダーの砂糖水を舐めるコスタハチドリのオス。

                      寒い真冬のソノラ砂漠は日の出直前に気温が零下に下がる日があり、そんな朝はフィーダーの砂糖水が凍りシャーペット状になってしまうので温めなくてはならない。一度フィーダーを家の中へ入れて、シャーペット状の砂糖水を溶かして再び庭に出す作業が大変である。しかし、ハミングバードにとっては花がない冬の間は生きていくためのフィーダーであり、数分でもなくなると少々パニックになるようだ。朝日が出て来たのでフィーダーを持って庭へ出ると、歩きながら手に提げてるフィーダーに待ちきれんばかりにホバリングしながら砂糖水を舐めに来る。
                       
                      フィーダー横のコスタハチドリ
                      フィーダー横の塀でじっとしているコスタハチドリ ( Costa's Hummingbird ) 。

                      寒い朝の冷たい雨はハミングバードにとって大変堪えるようだ。フィーダー横の塀の一角で雨が小やみになるまでじっとしている姿を見ることがある。今冬の南アリゾナは寒く、例年日中の平均気温は18度ぐらいであるが、今年は8度程度と大変厳しい。しかも、エルニーニョの影響で、けっこう雨も降る日があるので庭にフィーダーを出してる者としての責任を重く感じる。
                       
                      塀でうずくまるコスタハチドリ
                      体を丸く膨らませ、塀で冷たい雨を凌ぐコスタハチドリ ( Calypte costae ) のオス。

                      ソノラ砂漠のハミングバードと呼ばれ南への渡りをしないコスタハチドリ、人工物の塀の隙間で冷たい北風や雨を避けてる姿はやはり珍しい。しかし、ハミングバードも個体によって色々寒さを凌ぐ方法が違うと思われるが、我が家の庭で塀を利用するのはこのオスのコスタハチドリだけである。
                       
                      壁にへばりつくコスタハチドリ
                      朝日で暖まった家の壁にへばりついて体を温めるコスタハチドリの珍しい姿。

                      朝日が上がって家の壁が暖まる9時過ぎ、夜、よほど寒い思いをして寝たのだろうと思われるコスタハチドリの若鳥、15分ほどキツツキのような格好でじっとしていた。数日前の寒い夜、家の壁にへばりついて寝ている珍しい姿を見て驚いたばかりだが、このように壁で朝日に当たる姿も初めて見た。
                       
                      欄干に止まるコスタハチドリ
                      太陽で暖まった欄干に止まって体を温めるコスタハチドリのオス。

                      10時頃になると外気も暖まって塀の欄干の鉄も暖かくなり、心地良さそうにしばらくじっと止まっていた。手前のブーゲンビリアの花や葉もこの数日後すっかり色あせて冬枯れとなっってしまった。
                       
                      フィーダーとコスタハチドリ
                      昼頃になると、すっかり体が暖まり、やっと通常に戻ってゆっくりとフィーダーの砂糖水を舐めるコスタハチドリ。

                      南アリゾナはほとんどの家の庭にはハミングバード用のフィーダーが掛けられてある。可愛らしいハミングバードの姿を間近に見たい’’’’’’’’’’’’と思う人が多いためだが、残念ながらなかには庭の装飾品の一つとして掛けてる人も多く、フィーダーが汚れていたり、中の砂糖水が無くなってもそのまま何日間も吊る下げっぱなしの人がけっこう多いのに驚く。


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