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米国アリゾナのソノラ砂漠に住む鳥好き花好き動物好きのおじさんがおとどけするアメリカの自然情報です。

Happy Holiday 2014

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    Xmas card Costas Hummingbird
    ローカルのアーティストによるコスタハチドリのクリスマスカード。

    この一年間私のブログを見ていただきありがとうございました。来年も頑張って皆様にご満足いただける写真を載せてゆきたいと思っております。 どうか良いお年をお迎えください。来年もよろしくお願い申し上げます。
     
    Tropic Queen
    南国の蝶 Tropic Queen ( Danaus eresimus ) 。
    南アリゾナの12月はまだ暖かい毎日です。庭には花がたくさん咲いており蝶が舞っているのどかな暮れです。
     
    Costas Hummingbird
    12月師走、庭のサルビアの花は満開、コスタハチドリもうまそうに花蜜を舐めてます。
     
    ソノラ砂漠の夕日
    2014年も暮れてゆきます。ソノラ砂漠の12月末の夕焼けです。来る2015年皆様にとって素晴らしい年でありますよううに。

    モンスーン(ソノラ砂漠の夏) 後編

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      プッシュリッジ山の夕焼け
      山全体をピンクに染めるモンスーン季の美しい夕焼け。

      東の山に雨上がりの雲が残り西に太陽が沈むとモンスーン季独特な雄大な夕焼けが楽しめる。この時期の砂漠は毎日40%を超す湿度で、我々日本人にとっては久しぶり肌がしっとりして気分の良い夕方となる。モンスーンが終わるとまた抜けるような青空がもどり砂漠も朝晩はぐっと涼しくなって、庭は秋の虫の鳴き声に包まれる。
       
      Red Spotted Toad
      モンスーンに入ると最初に出て来るカエル Red Spotted Toad (Bufo punctatus) 。

      モンスーン季の夜は普段は見かけない色々な生きものが活発に動き始める。なかでも Red spotted Toad は最初の雨が土を叩くと、その音を聞いて穴から出て来る。そして大きな声で鳴き始め仲間に「雨が降ったぞー」と知らせるらしい。しばらくすると、どこからともなく仲間が集まって来て大合唱となる。
       
      Snoran Desert Toad
      珍しいソノラ砂漠を象徴する Sonoran Desert Toad (Bufo alvarius) 。

      フィールドではめったにお目にかからない大きな(19センチ) Sonoran Desert Toad もモンスーン季に入るとオス、メスで庭に現れ水場に卵を産んで行く。この時期は多い時は4種類のカエルが集まって大合唱となる。単調に「ビヤー」と煩く鳴くのから猫によく似た声や人間の鼾のような声で鳴くのもいる。時々夜ベッドに入ってさあ寝ようか’’’’’という頃に庭で一斉に鳴き始めることもあり、さすがこれには生きもの好きの私も少々堪える。
       
      Desert Tortoise
      ペットとしても人気のある陸亀 Desert Tortoise ( Gopherus agassizii ) 。

      ソノラ砂漠を象徴するカメであるが、トレールを歩いていてもなかなかお目にかかれない。ところがモンスーン季になるとこの珍しいカメが庭の水場に現れることがある。アリゾナに住み始めた当初は「砂漠にカメ?’’’’’’」とビックリさせられた。
      カメが砂漠の庭を歩き回り、水場で泳いだりする姿を見れるのもなかなか良いものである。
       
      Great Horned Owl
      毎晩我が家の煙突に止まって鳴くアメリカワシミミズク ( Great Horned Owl / Bubo virginianus ) 。

      モンスーン季に入ると虫が多く発生し、サバクネズミも活発に動くので砂漠の多くの鳥たちは2度目の子育てをする。アメリカワシミミズクもその一種で’、この時期は毎朝明け方4時頃我が家の屋根の上で尾を上げて盛んにコートシップの低い「ホホッホーホー」という声で鳴き合いを続ける。時々早朝に起こされることがあるが、慣れると心地よい子守唄にも聞こえてくる。

      モンスーン(ソノラ砂漠の夏) 中編

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        プッシュリッジ山の虹
        激しい雷雨が終わりプッシュリッジ山に虹がかかる。

        モンスーン季は毎日のように虹が見られる。激しい雨で砂漠の土ぼこりがすっかりとれ、清々しい青空に心地よい風が吹く。
        鳥たちも鳴き始め活発にエサ取りに動き回る。
         
        Harriss Hawk
        鵜のように翼を大きく広げて体を乾かすモモアカノスリ (Harris's Hawk) 。

        雨でずぶ濡れになって飛べなくなったモモアカノスリ。雨が止むとしばらくの間は Saguaro サボテンの天辺で羽を広げて踊るように体を動かしながら翼を乾かし、エサ取りに飛びたつ準備を始める。
         
        Costas Hummingbird
        空中に飛ぶ小さな虫を懸命に追いかけるコスタハチドリ (Costa's Hummingbird) 。

        雷雨が過ぎ去り太陽が顔を出すと、虫たちが活発に動き始め鳥もエサ取りに忙しくなる。ハチ鳥の主食は花の蜜であるが、雨上がりで虫が多くなるとカルシューム補給のため小さな虫を追いかけて捕食する。
         
        Zebra-tailed Lizard
        めったに庭には現れないシマオトカゲ (Zebra-tailed Lizard / Callisaurus draconoides

        雨上がりの庭は色々な虫たちが木や花、土からワッと出て来て活発に飛び回る。木陰で雨宿りしていた色々なトカゲがモソモソと日当りに出て来て虫を捕り始める。アリゾナやネバダの砂漠にしか棲息していないシマオトカゲ、顔を上げると胸から腹にかけての縞模様の色が実に美しい。
         
        Giant Swallowtail
        モンスーン季になると現れるアゲハ蝶 Giant Swallowtail (Papilio cresphontes) 。

        雷雨が去って又強い夏の日差しが雲から顔を出すと庭のランタナ (Lantana クマツヅラの仲間)の花も生き生きとしてひときわ美しく見える。葉影で雨を凌いでいた Giant Swallowtail はランタナの蜜が大好物、花から花を飛び回り楽しそうに蜜を吸っている。
         
        Red Skimmer
        砂漠の赤トンボ Red Skimmer (Libellula saturata) 。

        モンスーン季は庭に来るトンボやアゲハ蝶の数がぐーんと多くなる。日本の「ナツアカネ」や「アキアカネ」が時々懐かしくなるが、この砂漠の赤トンボは赤さも一段と明るく派手で、まさにアメリカンー赤トンボ’’’’’’だなーと思う。

        モンスーン(ソノラ砂漠の夏) 前編

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          プッシュリッジ山と雲
          激しい雷雨をもたらすモンスーンの雲がもくもくとわき上がる。

          アリゾナの真夏は7月8月9月の3ヶ月で "Arizona Monsoon" (アリゾナモンスーン)と呼ばれる。モンスーンという気象状況は雨が多く降るインドが有名であるが、アリゾナのモンスーンは強い風をともなった雷雨の嵐で "Monsoon Thunderstorms" とも言われている。
           
          道路標識
          南アリゾナならではの道路標識「洪水の場合は通行止め」。

          南アリゾナの気候は一年のほとんどが抜けるような青空で、湿度10%前後と非常に乾燥している。しかし、夏のモンスーン季になると太平洋やメキシコ湾から湿った空気が入り込み、これに砂漠の日中の熱が加わって熱帯性低気圧ができ、激しいバケツをひっくり返したような雷雨をもたらす。特に小さな限られた一部地域だけに降る "Isolated Thunderstorm" は集中豪雨のようなもので、道路はたちまち冠水して数時間は通行止めとなる。
           
          Wash
          緑と土砂の "Wash" と呼ばれる乾いた川床。

          1〜2時間ほどの短時間の雷雨であっても傘など何の役にもたたないすごい雨の量である。そのため町中や住宅街には "Wash" と呼ばれる普段は水がまったく無く、木と草が青々と茂っている乾いた川床がたくさん造られてる。モンスーン季の雷雨時にはこの "Wash" が瞬く間に水でいっぱいになりものすごい勢いで流れて行く。
           
          雨の庭
          激しい雷雨で勢いよく庭に流れる雨戸よの水。

          モンスーン季以外はほとんど雨が降らない南アリゾナでは、この雨水が砂漠の木や花そして生きものたちにとってまさに恵みの水となる。このため庭は雨戸よから流れる水が集められいくつかのため池となって、庭の木や花へ栄養分の高い貴重な雨水を浸透させるようにデザインされてる。
           
          Harriss Hawk in the rain
          激しい雷雨の中、ずぶぬれになっている砂漠の鷹、モモアカノスリ (Harris's Hawk / Parabuteo unicinctus) 。

          この激しい雷雨は砂漠の木や花そして生きものたちにとってまさに恵みの雨で、この時期はすべてが生き生きとしてくる。鳥たちは久しぶりの雨に雨宿りするどころか、うれしそうにズッポリ濡れている。
           
          Costs Hummingbird in the rain
          9センチほどしかない小さなコスタハチドリ (Costa's Hummingbird / Calypte costae) 。

          ホブァリングしながら花から花へ飛び回って蜜を舐めているハチ鳥も、激しい雨の時は枝先で一休み。頭からびっしょり濡れても動こうともせず、じっと恵みの雨を楽しんでいるようである。

          南アリゾナから暑中お見舞い(2014年夏)

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            Flower & Costas Hummingbird
            夏の庭花サルビアの蜜を舐めるコスタハチドリ。

            暑中お見舞い申し上げます。

            日本は夏の真っ盛りで暑い毎日でしょう。南アリゾナも毎日35度から40度の日々です。一年のほとんどが10%前後の湿度でカラカラのソノラ砂漠も7月8月は「モンスーン季」で湿度は50%近くまで上がって時々雷雨があります。
            猛烈な強い風を伴ったゲリラ豪雨のような夕立もあり、道路はちょくちょく通行止めとなります。ここは砂漠の中の町、オフィス街や住宅街には "Wash" と呼ばれる普段は水がいっさいない大きな乾いた川がいくつもあります。激しい雷雨の時はこの Wash が水で満杯になり急流となって凄い音をたてて流れてゆきます。そして砂漠の中に造られてる一般道路(ハイウエイを除く)は大きなアップ、アンド、ダウンがあって、砂漠に降り注いだ雨水が勢いよく流れて来て道路の低いところに溜まり、しかも鉄砲水があるので怖くて通れません。道路至る所に立ってる標識 " Do not enter when flooded " の注意書きがよく目に入って来ます。自然が残ってる南アリゾナの夏は実に荒っぽいです。

             
            Bathing of Costas Hummingbird
            庭の小さな水の流れで水浴びをしながら涼をとるコスタハチドリ。

            まだまだ続く猛暑、どうかお元気で乗り切ってください。

            イヌワシに出会える冬のソノラ砂漠 (後編)

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              Red-tailed Hawk
              イヌワシがゆっくりソワリングしながら低く下りてくると、突然アカオノスリ (Red-tailed Hawk/Buteo jamaicensis) が現れる。アカオノスリは全米でごく普通に見られる鷹で、ソノラ砂漠で見られるのは "Southwestern" 型の亜種である。体長56センチと大きさはイヌワシの約半分ぐらいしかない。


               
              Golden Eagle & Red-tailed Hawk 1

              アカオノスリがソワリングしながら上昇してきたので、イヌワシもじょじょに高度を上げてモビングを避けようとするが、それでもアカオノスリはあきらめずじょじょにイヌワシに接近してくる。

               
              Golden Eagle & Red-tailed Hawk 2

              イヌワシとアカオノスリはしだいに接近し、一瞬交差するが両者威嚇しあうのみで再びソワリングし続ける。

               
              Golden Eagle & Red-tailed Hawk 3

              やがてアカオノスリが上になるや、勇敢にも自分より大きいイヌワシに襲い掛かる。イヌワシもアカオノスリの急襲にバランスを崩して逆さまになり下へ落ちて行く。

               
              Golden Eagle

              激しいアカオノスリの一撃でイヌワシの尾羽の一部が損傷。しぶしぶ高度をどんどん上昇してその場を離れ、山の頂に姿を消した。イヌワシはアカオノスリだけでなく、時々ワタリガラスにもモッビングされることがある。

              イヌワシに出会える冬のソノラ砂漠 (前編)

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                イヌワシの飛翔 1
                アフリカからヨーロッパ、アジア、日本、北米の広い地域に生息する イヌワシ(Golden Eagle)
                 
                Mt. Pusch Ridge
                イヌワシが毎年営巣する岩山プッシュリッジ山。この山の麓には私がよく歩くマイフィールドの「プッシュリッジ・マウンテン・トレール」がある。岩場が多く嶮しいトレールであるが、冬の1月にはよく青空を滑空するイヌワシの雄・雌に出会えるチャンスがある。
                 
                イヌワシ飛翔 2
                イヌワシ(Aquila chrysattos) はトレールを歩いている私を獲物と思うのか、時には低く下りて来て私をチェックすることがある。全長95センチ、翼を広げると2メートル10センチ以上にもなる米国で最も大きい猛禽類で、目の色は黄褐色で鋭い。頭の後の光沢のある黄色の羽衣は英名「ゴールデン・イーグル」の由来になっている。
                 
                獲物を運ぶイヌワシ
                リスと思われる獲物をしっかり鋭い爪で掴んで運ぶイヌワシ。食性は動物食で、哺乳類、鳥類、爬虫類など何でも食べる。時には大きな鹿も獲ることがある。
                 
                イヌワシの翼の上面
                時々目の高さまで下りて来て、美しい翼の上面を見せてくれることがある。彼は時速240キロ以上の速さで、獲物めがけて急降下することが出来る。大きな翼を広げて飛ぶ姿は実に美しく、お隣の国メキシコの国鳥である。日本ではイヌワシは国の天然記念物であり、国内希少野生動植物に指定されている。
                 
                イヌワシ♂♀
                雄・雌と思われる2羽でのランデブー飛行。

                プッシュリッジ山の断崖にある巣を毎年使って雛を育てているようであるが、雄・雌ペアーで獲物を獲るテリトリーは100キロ以上と大変広い地域なので、トレールを歩いていても見れるチャンスは少ない。

                住宅街に住むアナホリフクロウ

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                  Burrowing Owl 1
                  金色の目で精悍な顔をした アナホリフクロウ (Burrowing Owl / Athene cunicularia )

                  フクロウといえば、樹洞(木に開いた穴)の中で眠そうな顔をしてるか、大きな目を開けて見下ろしている姿を想像するが、アナホリフクロウはその名前の由来どうり、動物の穴を利用して棲家にする面白いフクロウである。
                   
                  住宅街のアナホリフクロウ
                  6羽のアナホリフクロウが住んでるツーソン市内の住宅街のウオッシュ。通常は枯れた川であるが、モンスーン季の激しい雷雨の時は大量の水が流れる灌漑用水となる。

                  近年アリゾナ州では今まで牧草地であった市街地の開発、宅地造成が急増、そのためアナホリフクロウの生息地が減少してきた。これが州の大きな問題となって、何とかフクロウの数の減少を食い止めようと考えられたのがフクロウを別の場所へ移すプロジェクトである。まだ実施されて年数が浅く、現在も色々な場所で試しながら進められている状況である。写真のような住宅街ばかりでなく、農場や郊外の公園または産業地域なども移住先となっているようである。
                   
                  アナホリフクロウの人口巣
                  アナホリフクロウの巣として使われるプラスチックの下水管。

                  生きものを従来の生息地から他へ移すプロジェクトは技術的にも大変困難が多い。アナホリフクロウを場所変えする場合は国とアリゾナ州両方の当局の許可を受けた上で、人工的に巣穴のシステムを作り、そこをフクロウの移住場所とする。フクロウが無事移された後は、毎年営巣時期の3月から7月にモニターされ、念入りにチェックされている。
                   
                  Burrowing Owls ♂♀
                  プラスチックの下水管で作られた巣穴の前で、日に当たり暖を取る雄雌と思われるアナホリフクロウ2羽。

                  このフクロウは日中でも活発にエサ捕りをするので電線に止まっていることがよくある。主にバッタなど大きい昆虫を捕って食べるが、時々空中に飛んでる虫もフライングキャッチして捕ることもある。
                   
                  Burrowing Owl 2
                  アナホリフクロウはグラウンドに掘った巣穴を棲家とするので、天敵のキツネやコヨーテ(オオカミの一種)などに狙われやすい。そのため、特に若いアナホリフクロウは巣に侵入者が現れると、もう毒なガラガラヘビの警戒音「シュルシュル・・・」を真似た声で鳴き、自らを防衛する面白い習性を持っている。
                   
                  Prairie Dog
                  前にはアリゾナにもたくさん生息してたガニソンプレーリードッグ ( Gunnison's Prairie Dog ) の近縁種オジロプレーリードッグ ( White-tailed Prairie Dog / Cynomys gunnisoni )

                  アナホリフクロウは巣としてプレーリードッグの巣穴を利用し、子育てや隠れ場所、食糧貯蓄のために使うことが多い。アリゾナの乾燥した平原にはプレーリードッグがかっては群で生息していて、巣穴の入口でよく犬に似た声で吠え立ててる姿が見られたようだ。(この鳴き声から英名を”平原の犬”と名付けられているが、モルモットの近縁である。)近年牧場が増加するにともない草原がなくなり、しかもプレーリードッグは牧草を食い荒らすのでカーボーイにとって厄介な存在であり、かなりのいきよいで駆除活動が展開された。そのためアリゾナ州では完全に死滅してしまい、これに伴ってプレーリードッグの巣穴を利用していたアナホリフクロウも衰退していった。

                  ソノラ砂漠よりハッピーニューイヤー

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                    Card of Cranes
                    絵葉書に描かれたカナダヅルとアメリカシロヅル

                    南アリゾナから明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
                    アリゾナ砂漠は快晴で青空の毎日。日中の気温が15度から20度、ブーゲンビリアが満開の暖かい穏やかな南国の正月です。今回の記事は正月にちなんだお目出度い鳥ーツルーの話です。
                     
                    Sandhill Crane(AZ) 1
                    南アリゾナで越冬する カナダヅル(Sandhill Crane)

                    北アメリカにはカナダヅルとアメリカシロヅルの2種類が生息している。カナダヅルはツーソンの我家から車で2時間ほど走ったメキシコ国境に近い「ホワイト・ウオーター・ドロウ野生生物保護区」で毎年2万羽から3万羽が越冬する。
                     
                    Sandhill Crane(AZ) 2
                    水辺でエサ取り中のカナダヅル(Grus canadensis)

                    午前中は保護区北の「サウファー・スプリング・バレー」の大規模なトウモロコシ畑でエサ取りをし、午後になると、この保護区に集まって来る。暖かい陽射しの中、水を飲んだり、水浴びしたり、ゆっくりと昼寝をする姿が見られる。
                     
                    Sandhill Crane(AZ) 3
                    冬とは思えない南国の抜けるような青空、編隊飛行を組んで飛ぶカダダヅル

                    春が近くなると、暖かい日は北への渡りの練習をするため、数十羽単位のグループで青空をぐるぐる回り、編隊を組んで「カルルル・・」と鳴きながら飛ぶ姿が見られる。そして、3月には子育てをする北カナダやアラスカへ向けて飛び立ってしまう。
                     
                    Sandhill Crane(NB) 1
                    越冬地南アリゾナを飛び立ったカナダヅルたちは、ネブラスカの小さな町カーニー(Kearney) のトウモロコシ畑やプラット(Platte) 川流域にぞくぞくと集まって来る。3月下旬には45万羽以上のカナダヅルが立ち寄る。ネブラスカはまだ降り積もった雪が深々と残っていて、春にはまだ遠い寒々とした灰色の風景である。プラット川流域は北アメリカ中央の渡りルートで、「ノース・アメリカン・セントラル・フライウエイ」と呼ばれている。
                     
                    Sandhill Crane(NB) 2
                    初春(3月)とはいえ根雪がなかなかとれないトウモロコシ畑、少しでも地肌が見える所を探しては集まって来るカナダヅル。ツル保護のため収穫時に農家によって残されたトウモロコシは、カナダヅルにとって北カナダ、アラスカへ渡って行く途中の貴重な栄養源である。
                     
                    Whooping Crane 1
                    北アメリカで見られるもう一つのツル、アメリカシロヅル(Whooping Crane)

                    日本のタンチョウと同じ大きさで、よく似ている大型のツルである。大変数が少なく、絶滅危惧種で特別保護されており、現在二百数十羽ぐらいしか生息していない。越冬する場所は主にテキサス州のアランサス国立野生生物保護区と隣のニューメキシコ州のボスク・デル・アパシェ国立野生生物保護区であるが、アリゾナでもたまに1羽から2羽がカナダヅルの群に混じって見られることがある。
                     
                    Whooping Crane 2
                    のんびりとエサ取りするアメリカシロヅル(Grus americana) のファミリー。

                    まさにアメリカのタンチョウだなー・・・と思うほど美しいツルである。越冬地のアランサス保護区では手厚い保護を受け、4月上旬には北カナダのウッド・バッファロー国立公園まで4千キロの長い旅をする。

                    アリゾナのソノラ砂漠からメリークリスマス

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                      Saguaro Xmas 1
                      ソノラ砂漠名物ハシラサボテン( Saguaro) にサンタクロースの帽子を被せてハッピーホリデー

                      モミの木そして白い雪もないソノラ砂漠もクリスマス一色です。毎日ぬけるような青空、昼間の気温が15度から20度の暖かい師走です。
                       
                      Saguaro Xmas 2
                      街路地のハシラサボテンにもサンタの帽子が被せられていて、クリスマス・ショッピングも楽しくなります。
                       
                      Xmas Card Humm 1
                      街中には色々なオープンマーケットが開き、クリスマスツリーやミッスルトウ、ツリーに下げる人形や色鮮やかな飾り物などが並べられ売られてます。マーケットで見つけたアリゾナらしいクリスマスカードです。
                       
                      Xmas Card Humm 2
                      冬でも庭を飛び回って可愛らしい姿を見せてくれるハチドリ(Haummingbird) はアリゾナに住む我々にとっては毎日の生活に潤いを与えてくれる大切な鳥です。
                       
                      Xmas Card Roadrunner
                      ソノラ砂漠を象徴する鳥の一つ、ロードランナー(オオミチバシリ)

                      私のブログを見ていただいている皆さんへ。
                      ハッピー・ホリデー、そして今年もありがとうございました。
                      どうか良いお年をお迎えください。
                      来年もよろしくお願い申し上げます。


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