title





米国アリゾナのソノラ砂漠に住む鳥好き花好き動物好きのおじさんがおとどけするアメリカの自然情報です。

イヌワシに出会える冬のソノラ砂漠 (前編)

0
    イヌワシの飛翔 1
    アフリカからヨーロッパ、アジア、日本、北米の広い地域に生息する イヌワシ(Golden Eagle)
     
    Mt. Pusch Ridge
    イヌワシが毎年営巣する岩山プッシュリッジ山。この山の麓には私がよく歩くマイフィールドの「プッシュリッジ・マウンテン・トレール」がある。岩場が多く嶮しいトレールであるが、冬の1月にはよく青空を滑空するイヌワシの雄・雌に出会えるチャンスがある。
     
    イヌワシ飛翔 2
    イヌワシ(Aquila chrysattos) はトレールを歩いている私を獲物と思うのか、時には低く下りて来て私をチェックすることがある。全長95センチ、翼を広げると2メートル10センチ以上にもなる米国で最も大きい猛禽類で、目の色は黄褐色で鋭い。頭の後の光沢のある黄色の羽衣は英名「ゴールデン・イーグル」の由来になっている。
     
    獲物を運ぶイヌワシ
    リスと思われる獲物をしっかり鋭い爪で掴んで運ぶイヌワシ。食性は動物食で、哺乳類、鳥類、爬虫類など何でも食べる。時には大きな鹿も獲ることがある。
     
    イヌワシの翼の上面
    時々目の高さまで下りて来て、美しい翼の上面を見せてくれることがある。彼は時速240キロ以上の速さで、獲物めがけて急降下することが出来る。大きな翼を広げて飛ぶ姿は実に美しく、お隣の国メキシコの国鳥である。日本ではイヌワシは国の天然記念物であり、国内希少野生動植物に指定されている。
     
    イヌワシ♂♀
    雄・雌と思われる2羽でのランデブー飛行。

    プッシュリッジ山の断崖にある巣を毎年使って雛を育てているようであるが、雄・雌ペアーで獲物を獲るテリトリーは100キロ以上と大変広い地域なので、トレールを歩いていても見れるチャンスは少ない。

    住宅街に住むアナホリフクロウ

    0
      Burrowing Owl 1
      金色の目で精悍な顔をした アナホリフクロウ (Burrowing Owl / Athene cunicularia )

      フクロウといえば、樹洞(木に開いた穴)の中で眠そうな顔をしてるか、大きな目を開けて見下ろしている姿を想像するが、アナホリフクロウはその名前の由来どうり、動物の穴を利用して棲家にする面白いフクロウである。
       
      住宅街のアナホリフクロウ
      6羽のアナホリフクロウが住んでるツーソン市内の住宅街のウオッシュ。通常は枯れた川であるが、モンスーン季の激しい雷雨の時は大量の水が流れる灌漑用水となる。

      近年アリゾナ州では今まで牧草地であった市街地の開発、宅地造成が急増、そのためアナホリフクロウの生息地が減少してきた。これが州の大きな問題となって、何とかフクロウの数の減少を食い止めようと考えられたのがフクロウを別の場所へ移すプロジェクトである。まだ実施されて年数が浅く、現在も色々な場所で試しながら進められている状況である。写真のような住宅街ばかりでなく、農場や郊外の公園または産業地域なども移住先となっているようである。
       
      アナホリフクロウの人口巣
      アナホリフクロウの巣として使われるプラスチックの下水管。

      生きものを従来の生息地から他へ移すプロジェクトは技術的にも大変困難が多い。アナホリフクロウを場所変えする場合は国とアリゾナ州両方の当局の許可を受けた上で、人工的に巣穴のシステムを作り、そこをフクロウの移住場所とする。フクロウが無事移された後は、毎年営巣時期の3月から7月にモニターされ、念入りにチェックされている。
       
      Burrowing Owls ♂♀
      プラスチックの下水管で作られた巣穴の前で、日に当たり暖を取る雄雌と思われるアナホリフクロウ2羽。

      このフクロウは日中でも活発にエサ捕りをするので電線に止まっていることがよくある。主にバッタなど大きい昆虫を捕って食べるが、時々空中に飛んでる虫もフライングキャッチして捕ることもある。
       
      Burrowing Owl 2
      アナホリフクロウはグラウンドに掘った巣穴を棲家とするので、天敵のキツネやコヨーテ(オオカミの一種)などに狙われやすい。そのため、特に若いアナホリフクロウは巣に侵入者が現れると、もう毒なガラガラヘビの警戒音「シュルシュル・・・」を真似た声で鳴き、自らを防衛する面白い習性を持っている。
       
      Prairie Dog
      前にはアリゾナにもたくさん生息してたガニソンプレーリードッグ ( Gunnison's Prairie Dog ) の近縁種オジロプレーリードッグ ( White-tailed Prairie Dog / Cynomys gunnisoni )

      アナホリフクロウは巣としてプレーリードッグの巣穴を利用し、子育てや隠れ場所、食糧貯蓄のために使うことが多い。アリゾナの乾燥した平原にはプレーリードッグがかっては群で生息していて、巣穴の入口でよく犬に似た声で吠え立ててる姿が見られたようだ。(この鳴き声から英名を”平原の犬”と名付けられているが、モルモットの近縁である。)近年牧場が増加するにともない草原がなくなり、しかもプレーリードッグは牧草を食い荒らすのでカーボーイにとって厄介な存在であり、かなりのいきよいで駆除活動が展開された。そのためアリゾナ州では完全に死滅してしまい、これに伴ってプレーリードッグの巣穴を利用していたアナホリフクロウも衰退していった。

      ソノラ砂漠よりハッピーニューイヤー

      0
        Card of Cranes
        絵葉書に描かれたカナダヅルとアメリカシロヅル

        南アリゾナから明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
        アリゾナ砂漠は快晴で青空の毎日。日中の気温が15度から20度、ブーゲンビリアが満開の暖かい穏やかな南国の正月です。今回の記事は正月にちなんだお目出度い鳥ーツルーの話です。
         
        Sandhill Crane(AZ) 1
        南アリゾナで越冬する カナダヅル(Sandhill Crane)

        北アメリカにはカナダヅルとアメリカシロヅルの2種類が生息している。カナダヅルはツーソンの我家から車で2時間ほど走ったメキシコ国境に近い「ホワイト・ウオーター・ドロウ野生生物保護区」で毎年2万羽から3万羽が越冬する。
         
        Sandhill Crane(AZ) 2
        水辺でエサ取り中のカナダヅル(Grus canadensis)

        午前中は保護区北の「サウファー・スプリング・バレー」の大規模なトウモロコシ畑でエサ取りをし、午後になると、この保護区に集まって来る。暖かい陽射しの中、水を飲んだり、水浴びしたり、ゆっくりと昼寝をする姿が見られる。
         
        Sandhill Crane(AZ) 3
        冬とは思えない南国の抜けるような青空、編隊飛行を組んで飛ぶカダダヅル

        春が近くなると、暖かい日は北への渡りの練習をするため、数十羽単位のグループで青空をぐるぐる回り、編隊を組んで「カルルル・・」と鳴きながら飛ぶ姿が見られる。そして、3月には子育てをする北カナダやアラスカへ向けて飛び立ってしまう。
         
        Sandhill Crane(NB) 1
        越冬地南アリゾナを飛び立ったカナダヅルたちは、ネブラスカの小さな町カーニー(Kearney) のトウモロコシ畑やプラット(Platte) 川流域にぞくぞくと集まって来る。3月下旬には45万羽以上のカナダヅルが立ち寄る。ネブラスカはまだ降り積もった雪が深々と残っていて、春にはまだ遠い寒々とした灰色の風景である。プラット川流域は北アメリカ中央の渡りルートで、「ノース・アメリカン・セントラル・フライウエイ」と呼ばれている。
         
        Sandhill Crane(NB) 2
        初春(3月)とはいえ根雪がなかなかとれないトウモロコシ畑、少しでも地肌が見える所を探しては集まって来るカナダヅル。ツル保護のため収穫時に農家によって残されたトウモロコシは、カナダヅルにとって北カナダ、アラスカへ渡って行く途中の貴重な栄養源である。
         
        Whooping Crane 1
        北アメリカで見られるもう一つのツル、アメリカシロヅル(Whooping Crane)

        日本のタンチョウと同じ大きさで、よく似ている大型のツルである。大変数が少なく、絶滅危惧種で特別保護されており、現在二百数十羽ぐらいしか生息していない。越冬する場所は主にテキサス州のアランサス国立野生生物保護区と隣のニューメキシコ州のボスク・デル・アパシェ国立野生生物保護区であるが、アリゾナでもたまに1羽から2羽がカナダヅルの群に混じって見られることがある。
         
        Whooping Crane 2
        のんびりとエサ取りするアメリカシロヅル(Grus americana) のファミリー。

        まさにアメリカのタンチョウだなー・・・と思うほど美しいツルである。越冬地のアランサス保護区では手厚い保護を受け、4月上旬には北カナダのウッド・バッファロー国立公園まで4千キロの長い旅をする。

        アリゾナのソノラ砂漠からメリークリスマス

        0
          Saguaro Xmas 1
          ソノラ砂漠名物ハシラサボテン( Saguaro) にサンタクロースの帽子を被せてハッピーホリデー

          モミの木そして白い雪もないソノラ砂漠もクリスマス一色です。毎日ぬけるような青空、昼間の気温が15度から20度の暖かい師走です。
           
          Saguaro Xmas 2
          街路地のハシラサボテンにもサンタの帽子が被せられていて、クリスマス・ショッピングも楽しくなります。
           
          Xmas Card Humm 1
          街中には色々なオープンマーケットが開き、クリスマスツリーやミッスルトウ、ツリーに下げる人形や色鮮やかな飾り物などが並べられ売られてます。マーケットで見つけたアリゾナらしいクリスマスカードです。
           
          Xmas Card Humm 2
          冬でも庭を飛び回って可愛らしい姿を見せてくれるハチドリ(Haummingbird) はアリゾナに住む我々にとっては毎日の生活に潤いを与えてくれる大切な鳥です。
           
          Xmas Card Roadrunner
          ソノラ砂漠を象徴する鳥の一つ、ロードランナー(オオミチバシリ)

          私のブログを見ていただいている皆さんへ。
          ハッピー・ホリデー、そして今年もありがとうございました。
          どうか良いお年をお迎えください。
          来年もよろしくお願い申し上げます。

          鳥たちのさえずりに包まれるソノラ砂漠の初夏シリーズ(3)

          0
             Ocotillo & Puschridge Mt.
            新緑のOcotillo(オカティーヨ)とプッシュリッジ山

            初夏に入ると陽射しは日増しに強くなり、殺風景だったソノラ砂漠も緑の葉や色とりどりの花が咲き始め、明るく華やかになってくる。

            Ocotillo & Saguaro
            Saguaro(サワーロ)サボテン林に咲く赤い”オカティーヨ”の花はソノラ砂漠の初夏の象徴である。 ソノラ砂漠からメキシコにかけて多い”オカティーヨ”は棘が多いがサボテンではなく、多脂性の低木でハナシノブの仲間である。

            Ocotillo Flower
            初夏のぬけるような青空に映える”オカティーヨ”の赤い花”オカティーヨ”の花蜜は春の渡りをするハチドリ(Hummingbird)の重要な栄養源となる。

            Parry Penstemon Flower
            オオバコの仲間 Parry penstemon

            こんなさりげない野花でも季節の変化を見事に教えてくれる。初夏の砂漠のトレールは歩く足元の草花が花を咲かせ、小さな虫たちが飛びまわり始め、ソングバード(Songbird) が新緑の梢でさえずり始める。

            Black taled Gnatcatcher 1
            オグロブユムシクイ (Black-tailed Gnatcatcher ) ♂

            初夏に入ると、色々な鳥たちが巣材集めや巣作りを始める。オグロブユムシクイはメキシコと国境を接する南の砂漠地帯に生息する留鳥で、3月には早くも雄・雌で仲良く巣材を運ぶ姿が見られる。

            Black tailed Gnatcatcher 2
            オグロブユムシクイ (Polioptila melanura) ♂

            オグロブユムシクイは雄・雌で巣作りをし雛を育てる仲の良い鳥である。雌が巣材の鳥の羽を持ってきて巣底に敷き、雄が色々と体の角度を変えながら座り心地をチェックしている。

            Black tailed Gnatcatcher 3
            青空に向かってさえずるオグロブユムシクイ。こんな小さな仕草でも初夏を感じる。

            オグロブユムシクイは体長10センチとメジロより小さい。さえずりは単調で、忙しくただ”ジェージェージェー”をくり返すだけである。

            Black tailed Gnatcatcher 4
            オグロブユムシクイの雌は雄のさえずりを横でじっと聞きほれているようである。

            Curve billed Thrasher
            マルハシツグミモドキ (Curve-billed Thrasher / Toxostoma Curvirostre)

            早くも3月に生まれたマルハシツグミモドキの雛はすっかり親と同じ大きさになり巣の周りを歩き始めた。それにしても、チョーヤサボテンの大きな棘に囲まれた巣は外敵から雛を守るには最適であるようだ。

            鳥たちのさえずりに包まれるソノラ砂漠の初夏シリーズ(2)

            0
               Pyrrhuloxia 1
              ムネアカコウカンチョウ (Pyrrhuloxia ) ♂

              ラテン語そのままの英名は「ピルロキシア」と呼ぶ。 巨大な Saguaro(サワーロ)サボテンの天辺で高らかにさえずるムネアカコウカンチョウはオオムのような嘴で、大変愛嬌のある顔をしている。

              Pyrrhuloxia 2
              ムネアカコウカンチョウ (Cardinalis sinuatus )

              赤い花が咲き始めた「Ocotillo](オカティーヨ)の枝先でさえずるムネアカコウカンチョウのクリアーな鋭い口笛のような鳴き声は砂漠によく響く。 初夏!自然の中での鳥のさえずりは大変気持ちをいやしてくれる。

              Pyrrhuloxia ♀
              ムネアカコウカンチョウ ♀

              メスは地味な色で目立たない。オカティーヨの花蜜を食する姿も初夏ならではの光景である。

              Rufous-winged Sparrow
              フタスジスズメモドキ (Rufous-winged Sparrow - Aimophila carpalis )

              南アリゾナの一部と北メキシコの一部でしか生息してない固有種で、バーダーたちがぜひ見たいと思う人気種である。 初夏のソノラ砂漠ではあちらこちらでさえずりが聞け、営巣する姿も見られる。

              Black-throated Sparrow
              ノドグロヒメドリ ( Black-throated Sparrow - Amphispiza bilineata )

              白黒のパターンが美しいので広い砂漠の中でもよく目立つ。トリルをともなったハイピッチの澄んだ鳴き声はまさに初夏のサウンドである。

              Greater Roadrunner
              オオミチバシリ (Greater Roadrunner - Geococcyx californianus )

              愛称「ロードランナー」はほとんどグラウンドを歩いたり走ったりする姿しか見かけないが、初夏になると、潅木の高い枝に登り、低くさえない声で「クークークー・・・・」と鳴く。 この声を聞くと、ロードランナーはカッコウの仲間であることがよーく判る。

              Gambels Quail 1
              高い木の天辺でさえずる ズアカカンムリウズラ (Gambel's Quail )

              この鳥もめったに飛ばず、グラウンドを歩き回る姿しか見れないが、やはり初夏になると、高い木の枝や岩に登ってよく響くのんびりした声で「ポアー」と鳴く。

              Gambels Quail 2
              ズアカカンムリウズラ (Callipepla gambelii )

              我家の庭の欄干のウチワサボテンに向かって「ポアー」とさえずる姿も初夏ならでは・・・である。 この時期のズアカカンムリウズラの雄の行動は実に面白い。 テリトリーを守るため高いソングスポットで「テリトリー宣言」のさえずりをし、また、連れ合いの雌にいつもぴったりくっついて歩き、雌が餌取りをしている間は高い所に上がって連れ合いを守るようにじっと見張りをしている微笑ましい姿も見られる。

              鳥たちのさえずりに包まれるソノラ砂漠の初夏 シリーズ(1)

              0
                 Lucys Warbler 1
                初夏の砂漠の歌い手 ルーシーアメリカムシクイ(Lucy's Warbler)

                ソノラ砂漠の春は大変短く、4月に入るとすぐ初夏の気候となり、朝晩は10度以下の涼しさでも日中は25度以上となる。 そして、中南米で冬を過ごしたルーシーアメリカムシクイがどの鳥よりも早く、一番最初に歌を聞かせてくれる。

                Lucys Warbler 2
                赤い頭の毛を立ててさえずる ルーシーアメリカムシクイ(Vernivora luciae)

                高くて細い「シェリ、シェリ、シェリ・・・・」というさえずりは、まだ他の鳥が鳴いていない静かな砂漠によーく響く。

                Lucys Warbler 3
                枝から枝へ激しく動き回りながら囀るルーシーアメリカムシクイ

                これと言った特徴のないアメリカムシクイで、主にアリゾナで見られる。 体長11センチとメジロと同じ大きさの北米で一番小さなムシクイで、しかも落ち着きなく枝から枝へ飛び移りながらさえずるので写真を撮るのが難しい。

                Bells Vireo 1
                早くも3月下旬にはメキシコから渡って来る ベルモズモドキ(Bell's Vireo)

                ベルモズモドキは大変小さく、全体にくすんだ灰色なので目立たない。しかも、囀りがさえなくて単調で耳障りな歌である。 「ジュル、ジュル、ジュル・・・・」と終わりなく鳴き続けるので、時には暑苦しい感じがする。

                Bells Vireo 2
                地味な色をした ベルモズモドキ(Vireo bellii)

                大きな潅木の枝先に出て来ることはめったになく、幹近くの枝で葉に隠れるように動きまわりながら囀るので、じっくり見ることが難しい鳥である。

                Phainopepla ♂
                レンジャクモドキ(Phainopepla) ♂ 

                学名ラテン語からとった英名は「ファイノペプラ」と呼ぶ。潅木の高い枝先で鳴くレンジャクモドキは独特なシルエットなので遠くからでも見つけやすい。 口笛のような「ホイ・・・」という鳴き声は砂漠の初夏ののんびりした雰囲気にぴったりである。

                Phainopepla ♀
                レンジャクモドキ(phainopepla nitens) ♀

                オス・メスで鳴き合いながら乱舞して飛ぶ姿はなかなか美しい。 ソノラ砂漠で最初の子育てをした後、真夏の暑いモンスーン季に入ると、涼しい渓谷深くへ移動して2回目の営巣をする。

                Hooded Oriole
                ムナグロムクドリモドキ(Hooded Oriole / Icterus cucullatus)

                明るいオレンジ色と黒のパターンが派手で、遠くにいてもよく目立つ。 この鳥が中南米から戻って来ると、      殺風景だった砂漠も一段と華やかになって、まさに初夏を感じる。

                ソノラ砂漠に大雪が降る

                0
                   吹雪のSaguaro
                  吹雪の中のサワーロ(Saguaro)サボテンは幻想的で何とも言えないモノトーンの不思議な美しさである。

                  立春が過ぎ、暦の上では春。しかし、南アリゾナでは珍しく雪が降り積もった。
                  アリゾナはグランドキャニオンがある北は冬に雪が降るが、南の砂漠では積もるほどの雪が降る光景はほとんど見られない。

                  吹雪のPyrrhuloxia
                  ソノラ砂漠を象徴するムネアカコウカンチョウ(Pyrrhuloxia)や砂漠の鳥たちは予期せぬ吹雪のなかで戸惑っているのか・・・動かず静かにじっとしている。

                  吹雪のWhite-crowned Sparrow
                  しんしんと雪が降り続き、渡り直前のミヤマシトド(White-crowned Sparrow)も寒そうである。

                  雪とBarrel Cactus
                  タマサボテンの一種 Barrel Cactus もすっぽり雪を被って、とても砂漠とは思えない。

                  Pusch Ridge Mt. Trail
                  我家の裏のプッシュリッジ山トレールも見る見るうちに銀世界となった。

                  Black-chinned Sparrow
                  雪を被った枝先で寒そうにボーとしているアゴグロヒメドリ(Black-chinned Sparrow)

                  Black-throated Sparrow
                  雪が積もったグラウンドで餌取りするノドグロヒメドリ(Black  throated Sparrow)の珍しい姿。

                  Lincolns Sparrow
                  北への渡りを始めたヒメウタスズメ(Lincoln's Sparrow)も思わぬ雪にびっくりしているようである。

                  Cactus Wren
                  降り積もった雪は翌日の昼にはすっかり消えてしまった。 サワーロサボテンの天辺に残った雪の上で高らかに囀るサボテンミソサザイ(Cactus Wren) 。 まもなくやって来る春を告げているようである。

                  謹賀新年 クリスマス、正月を彩る赤い鳥

                  0
                     Northern Cardinal rizona
                    フィーダーのピーナツを取りに庭の欄干に来るショウジョウコウカンチョ(Northern Cardinal ♂
                       Southwest 種)

                    明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
                    私のブログをご覧になってのご感想やコメントなどがございましたらご気軽に送ってください。
                    南アリゾナでは正月といっても休日は1月1日(元旦)だけ、しかも青空で太陽がいっぱいの毎日ですから正月の雰囲気はまったく感じません。 そこで今回はアメリカ人が「ホリデーシーズンの鳥」と呼び人気のある赤い鳥カーディナルの写真を載せ、正月らしい雰囲気を出してみました。

                    Northern Cardinal NY 1
                    ニューヨーク郊外の美しい緑の針葉樹とショウジョウコウカンチョウ(Eastern 種)

                    カーディナルは全米の多くの州でごく普通に見られるポピュラーな鳥で、子供の絵本にもよく出ているので小さい子供でも知っているごく身近な鳥です。 特にホリデーシーズン(クリスマスから正月の期間)になると、カーディナルが描かれたカードやマグ、オーナメント、ナプキン、テーブルマット、皿などなどありとあらゆるクリスマス商品が店頭に並びます。

                    Northern Cardinal NY 2
                    冷たい雪にすっぽり包まれたニューヨーク郊外のショウジョウコウカンチョウ

                    東海岸のニューヨークやボストンの郊外のクリスマスと正月は雪に埋もれて大変寒い。
                    白い雪を被った緑の常緑樹と真っ赤なカーディナルのコントラストは実に美しく、まさにクリスマス色で人々がカーディナルを「ホリデーシーズンの鳥」と呼ぶのがよく判ります。


                    ロードランナーと遊ぶ冬(12月)のマイ・フィールド(南アリゾナ)

                    0
                      Roadrunner(1)
                      ぬけるような青空、大きなハシラサボテン(Saguaro) と枯れ草、そしてトレールの岩場に立つオオミチバシリ(Greater Roadrunner) まさに南アリゾナの冬の風景である。

                      Roadrunner(2)
                      トレールでの突然のご対面に少々警戒するオオミチバシリ

                      爽やかな天気の12月初め、ちょくちょく歩く家の裏のトレール(プッシュ・リッジ・マウンテン)を友人と鳥談義をしながら歩いていると、突然目の前にロードランナーが現れた。

                      Roadrunner(3)
                      盛んにコール(地鳴き)するオオミチバシリ

                      ロードランナーは危険が近づくと素早く低潅木や岩陰に上手く隠れてしまうので、フィールドでゆっくり見るのはなかなか難しい。

                      Roadrunner(4)
                      枯れ草の中を動くバッタをじっと見つめるオオミチバシリ

                      冬になると彼らの好物のトカゲやヘビが冬眠に入ってしまうので、彼らの主食は小さい昆虫や草木の実となる。

                      Roadrunner(5)
                      素早く嘴を突き出して、見事にバッタを捕えたオオミチバシリ

                      Roadrunner(6)

                      ロードランナーは大変頭の良い鳥である。 動かずにじっと岩に座っている私を危険ものではないと分かると、ほとんど私を気にしなくなる。 そしてついには大胆にも目の前の岩に上がってポーズをとる大サービスをしてくれた。

                      Roadrunner(7)

                      カメラのシャッター音がどうも気になるらしく、時々振り向いては厳しい顔で私を睨みつける。

                      Roadrunner(8)

                      時々、体全体を膨らませて羽を立て、震わしながら体についたダニを落としているようだ。

                      Roadrunner(9)

                      ロードランナーは何を思ったのか、突然私の方に向かって歩き出した。 フィールドでこんな親しみを感じたオオミチバシリは初めてである。

                      Roadrunner(10)

                      2時間近くも私と遊んでくれた後、横をすり抜けるようにゆっくりと林へ入って行った。
                      枯れ草と枯れ枝が密な林の中に入ると、保護色で彼の姿はほとんど肉眼では見えなくなる。


                      calendar

                      S M T W T F S
                        12345
                      6789101112
                      13141516171819
                      20212223242526
                      2728293031  
                      << October 2019 >>

                      selected entries

                      categories

                      archives

                      recent comment

                      • 庭で生まれ育ったオオカバマダラ蝶 (その3)
                        藤波
                      • 庭で生まれ育ったオオカバマダラ蝶 (その3)
                        Sakura
                      • ソノラ砂漠のオアシス、スイートウオーター水再生処理場 2018年春(その1)
                        藤波
                      • ソノラ砂漠のオアシス、スイートウオーター水再生処理場 2018年春(その1)
                        tokumitsu yayoi
                      • 意外と身近に居る猛毒なガラガラヘビ 2018年夏
                        藤波
                      • 意外と身近に居る猛毒なガラガラヘビ 2018年夏
                        yayoi
                      • ソノラ砂漠のオアシス、スイートウオーター水再生処理場 2018年春(その1)
                        Yayoi Tokumitsu
                      • ソノラ砂漠の秋の話題 ガラガラヘビ住宅街に現れる 2016年
                        YUko
                      • ソノラ砂漠の秋の話題 ガラガラヘビ住宅街に現れる 2016年
                        藤波
                      • ソノラ砂漠の秋の話題 ガラガラヘビ住宅街に現れる 2016年
                        Yuko

                      links

                               

                      profile

                      search this site.

                      others

                      mobile

                      qrcode